4月も半月が過ぎようとしています。 七十二候は本日4月14日から18日まで「虹始見 にじはじめてあらわる」の時期となります。 大気が不安定な状態になりやすいこれからの時期、青空が広がっていたのに急に雨が降り出すということも多くなります。 冬の間乾燥していた空気が潤うようになると雨上がりに虹がかかる様になります。柔らかい春の光でできている春の虹は、夏の虹に比べる
3月も最終日となり、明日からいよいよ令和2年度がスタートです。 万葉集の一節から引用された「令和」という元号も、昨年4月1日の発表から1年が過ぎてすっかり馴染んできましたね。 七十二候は昨日3月30日から4月3日までが「雷乃発声 かみなりすなわちこえをはっす」となります。 立春以降の雷は「春雷 しゅんらい」と呼ばれますが、大人でも恐ろしいと感じるほど激しく鳴り
今週3月20日は春分の日、いよいよ本格的な春の始まりですね。七十二候は20日から24日が春分の初候「雀始巣 すずめはじめてすくう」となります。 昼の時間が長くなってくる3月から8月頃がスズメの繁殖期となり、雀始巣はスズメが巣作りを始める時期を表しています。実は1980年頃からスズメの数が減少し始め、現在では当時の5分の1程しか見られないという調査があります。
多くの中学校で卒業式が予定されている3月第2週、七十二候は本日3月10日から14日まで桃の花が咲き始める頃を表す「桃始笑 ももはじめてさく」の時期となります。 桃の花は3月下旬から4月頃、桜に先駆けて開花しますが、今年の全国桜の開花予想をみると福岡県の16日を始まりに20日前後と例年より早くなっています。 もしかすると桃と桜の美しい共演で、一度のお花見で2倍楽
3月に入り、陽射しの温もりに春の訪れを感じるようになりました。 七十二候は明後日3月5日から9日まで「蟄虫啓戸 すごもりのむしとをひらく」となります。 冬ごもりをしていた昆虫たちが動き出し、土中で冬眠していた動物たちが目覚め始める季節です。 寒さの厳しい冬の間はエサが不足することに加え、凍りついた水は飲むこともできません。 冬ごもりや冬眠は厳しい環境を生き延
明日19日から二十四節気は「雨水 うすい」に入ります。雪が雨となり大地の氷が解けて農耕の準備が始まる時期です。 七十二候は19日から23日まで雨水の初候「土脉潤起 つちのしょう うるおい おこる」となります。 早春の雨や溶け出した氷によって大地が潤い植物が芽吹き始め、土の中で眠っていた動物や虫たちが起き出して大地に活気が戻ってきます。 春は少しずつ近づいている
2月4日は二十四節気の立春。旧暦では1年の始まり、季節の大きな節目となります。 1年の始まりと言っても、旧暦の1月1日と立春が重ならないのは不思議に感じませんか? (今年は1月25日が旧暦1月1日でした)これは立春・二十四節気が「太陽の動き」で設定されるのに対して旧暦1日が「月の動き」で設定されているからなのです。 旧暦の1日は必ず「朔(サク)」今の言葉にする
新しい年が明けて1週間がたちました。本年もどうぞよろしくお願い致します。 七十二項は昨日1月6日から1月10日まで「芹乃栄(せりすなわちさかう)」の時期に入りました。 全国の山野で競り合う(せりあう)ように群がって生えることからその名前がついたと言われる「せり」。 旬の時期は2月から4月になりますが、出荷量は旬に比べると成長がまだ小さい1月にピークを迎えます。
新年あけましておめでとうございます。 年が明けて令和2年1月1日から5日まで、七十二項は降り積もる雪の下で麦が芽を出す頃を表す雪下出麦(ゆきわりてむぎのびる)となります。 秋に種をまいた麦は北国の深い雪の下で静かに頭を出し、のびのびと太陽の光を浴びることができる温かい春をじっと待っています。 こうして育った栄養価の高い麦を飼料として大切に育てられるのが「和牛」
Happy Holidays! 皆さま、素敵なクリスマスイブをお過ごしですか? クリスマスを楽しみに待っているうちに、今年も残り1週間となりました。 七十二候は冬至を迎えた12月22日から26日まで「乃東生 なつかれくさしょうず」となります。「乃東生」は夏至の初候「乃東枯(なつかれくさかるる)」と対になっていることをお気づきの方もいらっしゃるでしょう。乃東は冬