4月のスタートと同時に新年度、そして新元号「令和 れいわ」が発表され、新たな気持ちでワクワクしている方も多いのではないでしょうか。 七十二候は5日から9日まで清明の初項「玄鳥至 つばめきたる」となります。 寒い冬をマレーシアやインドネシア、フィリピンなどの東南アジアで過ごしたツバメたちが、暖かくなった日本に戻ってきます。 ツバメの飛来は本格的な春の到来と同時に
3月が始まりました。二十四節気では啓蟄(けいちつ)、七十二候では3/5~3/9頃の「蟄虫啓戸 すごもりむしとをひらく」に入り、冬ごもりをしていた虫たちが、春の訪れを感じて土の中から出てくる時期を迎えます。本格的な春を実感できる日も多くなってきますが、啓蟄を迎えるこの時期の行事と言えば「菰外し(こもはずし)」です。冬の間、日本庭園などで地面から2m程の高さの幹に
今日から二十四節気の1つ「雨水(うすい)」に入りました。空を舞っていた冷たい雪がいつの間にか春の雨にかわり、大地を覆っていた氷が解け始めるとされる「雨水」の初侯である2月19日~23日を七十二候では「土脉潤起 つちのしょううるおいおこる」と言います。早春の雨に大地がしっとりと潤い始めるこの時期は、土の中で眠る動物や虫たちも冬の眠りから目を覚まし、大地が活気づく
2月も中旬に入り、2月14日〜2月17日の間を七十二候では「魚上氷 うおこおりをはいずる」としています。日差しが柔らかくなって湖や川を厚く覆っていた氷が解け始め、氷にできた隙間から春を感じた魚たちが水の外へ飛び跳ねる様子を表しています。立春を迎えコートを脱ぎ捨てたくなるほど暖かな日になったかと思うと、次の日には真冬の寒さに逆戻りと体調を崩しやすい日々が続いてい
新しい年が始まって早くも1か月が過ぎようとしています。1月も残り3日、七十二候では1月30日から2月3日ごろを「鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく」としています。自然な状態に置かれた鶏の産卵率は日照時間に比例するため、日がほんの少しずつ長くなるこの時期は春の気配を感じた鶏が卵を産み始める頃とされています。冬の時期、寒さのために水を飲まなくなる鶏はその代わりにエ
外出も億劫になる程の冷え込みが続いています。 それもそのはず、この時期は1年のうちで最も寒さが厳しくなる「大寒」、七十二候では1月25日~29日の間を水沢腹堅 (さわみずこおりつめる)に入ります。 「流れる沢の水さえも凍ってしまう」この時期は各地で年間最低気温が記録されることがあります。 また大寒の時期は「寒稽古」を行う習わしがあるのをご存知でしょうか?武道の
新しい年がスタートして1週間が過ぎました。 七十二候では、地中で凍った泉が溶けて動きだす頃として1月10日からを水泉動(しみずあたたかをふくむ)の時期としています。 水泉動の時期から大寒の間に汲む水は1年で最も分純物が少ない「寒の水」と呼ばれています。腐りにくいだけでなく、水質が良くやわらかな味わいで重宝されていました。また、この「寒の水」は寒い時期に作られる
明けましておめでとうございます。 新しい時代の幕開け2019年が、皆様にとって素晴らしい1年となりますよう心よりお祈り申し上げます。 七十二候は1月4日ごろまでを「雪下出麦」(ゆきわたりてむぎのびる)としています。 秋にまいた麦の種が、降り積もった雪の下でひっそりと芽吹く季節を表しています。暖かい春が来るのをじっと待ちながら、冷たく暗い雪の中でじっくりと育つ麦
仕事納めまでにまとめる業務、大掃除に年賀状、加えてクリスマス会や忘年会の集まりなど、年末までのスケジュールがぎっしりと詰まってきたという方もいらっしゃることでしょう。 忙しく動き回る人間たちを横目に生物たちは冬ごもりを始める12月12日~16日の時期を七十二候では大雪の次候「熊蟄穴(くまあなにこもる)」と言います。 動物たちは食料の豊富な夏から秋にかけてたくさ
気が付けば11月も最終週になりました。 七十二候では11月27日~12月1日が朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)にあたります。 街や公園を秋色に染めていた木の葉を冷たい北風が散らし、景色も秋から冬へと移り変わる時期になりました。 毎日のスキンケアをしながらいち早く「空気の乾燥」を感じている敏感な女性もいらっしゃることでしょう。 空気が含むことのできる水分量は気