







TOP > beautyletter > 海外で大人気!今が旬の日本発のインナービューティーフード
気が付けば11月も最終週になりました。
七十二候では11月27日~12月1日が朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)にあたります。
街や公園を秋色に染めていた木の葉を冷たい北風が散らし、景色も秋から冬へと移り変わる時期になりました。
毎日のスキンケアをしながらいち早く「空気の乾燥」を感じている敏感な女性もいらっしゃることでしょう。
空気が含むことのできる水分量は気温によって決まっています。
気温が低くなるにつれ、空気中に溶け込む水分量が少なくなるので空気が乾燥し、お肌の乾燥やインフルエンザなどへ感染しやすくなります。
そんな乾燥が気になるこんな時期には、体の中から健康に美しくなれると世界でも注目を集めているインナービューティーフード「蒟蒻(こんにゃく)、しらたき」が今、旬を迎えています。
「蒟蒻(こんにゃく)・しらたき」はご存知のように「こんにゃく芋」から作られます。
こんにゃく芋の栽培は春、生子(きご)と呼ばれる親指ぐらいの芋を植えることから始まります。
畑に植えたままでは芽が腐って冬を越せないため、一旦秋に掘り起こして収穫して丁寧に保存し、2年目の春に再び植え直しをして秋に収穫します。
3年目の春もう一度植え直して大きい物では30cm程にもなる秋に収穫したこんにゃく芋がやっと蒟蒻の原料として出荷されるという大変手間のかかる野菜です。
生芋の保存が難しかった江戸時代には収穫後の秋限定の食べ物されていたように、「蒟蒻、しらたき」の旬はこんにゃく芋収穫後の11月から1月とされますが、長期保存が可能になった現在では1年中食べることができ旬を感じることも少なくなりました。
こんにゃく芋を乾燥させて粉状にした「こんにゃく製粉」から作られる蒟蒻が一般的ですが、生産量の90%以上を占める群馬県では10月に収穫したばかりの新芋を100%使った『新芋・群馬の生芋こんにゃく』を、毎年11月1日から期間限定で発売し話題になっています。
獲りたてのこんにゃく芋100%をすりつぶして練り上げた蒟蒻は風味と食感が良く、ボジョレーヌーボーならぬ「こんにゃくヌーボー」として売上を伸ばしているようです。
注意深く見ると、皆さんのお近くのお店にも「新芋」と表示された蒟蒻があるかもしれません。
「Konjac」
「Devil's tongue」
「yam cake」
「Shirataki」
トレンドをキャッチする能力が高い海外セレブが発端となって注目されている「蒟蒻、しらたき」ですが、欧米では上記のように様々な呼び方があります。以前は食べ物という認識さえなかった「蒟蒻、しらたき」がこれほどまでにブームになっている理由は、
・低カロリーでダイエットに効果的
・「グルテンフリー」食材が人気のアメリカで絶賛される
・「蒟蒻」のもつ美容効果
・和食ブーム
などと言われ、2~3年ほど前からアメリカの大手スーパーマーケットではダイエット食として販売されています。
それでは蒟蒻、しらたきの具体的な効果を紹介します。
原料の蒟蒻芋には美肌成分「セラミド」が豊富に含まれています。肌の角質層において細胞と細胞の間に水分や油分を保っている細胞間脂質が「セラミド」です。肌や髪のうるおいになくてはならないものですが、空気の乾燥など環境の変化や加齢によっても減少してしまいます。また、セラミドの持つ美白作用やメラニン抑制作用についての研究も進んでいます。
蒟蒻は体内で消化されず、水分を維持したまま腸内を通過し大腸を刺激するため、便秘の解消、体内の毒素を排出するデトックス効果が期待できます。蒟蒻に含まれる食物繊維グルコマンナンが悪玉菌の発育を抑え、腸内環境を改善することにより免疫力のアップにも効果があるとされます。
蒟蒻は97%が水分であるにもかかわらず、固形でしっかりとした歯ごたえがあります。噛むことで脳の満腹中枢が刺激され満腹感が得やすいだけでなく、板蒟蒻1枚250g12.5Kcalと低カロリーであることからもダイエットにぴったりの食材と言えます。
グルテンは小麦や大麦、ライ麦などに含まれるたんぱく質で、パンやうどんを食べた時のもちっとした食感を作りだしている成分ですが、まれにグルテンが消化しにくい『グルテン不耐症』の方や過敏に反応してしまう『グルテン過敏症』の方がいらっしゃいます。こういった方がグルテンを摂ると、便秘や下痢、頭痛、めまい、イライラ、疲労感、抑うつ症状などの不調を感じてしまうケースがあるのです。
世界的にグルテンフリーの食事がブームになったのは「グルテンの摂取を控えたら体調が良くなった」方の声がたくさんあがったという背景があるのですが、グルテンを控えることで糖質制限にも繋がるので、ダイエットメニューとしてもおすすめです。
今回はそんあグルテンフリーの「蒟蒻」のアレンジレシピを紹介します。
① しらたきを食べやすい長さに切り、塩をまぶしてよくもみ込む
② 余分な水分が出るまでそのまましばらく置く
③ 鍋に水を入れ火にかけ沸騰したら水洗いをした「しらたき」を入れる
④再び沸騰したらそのまま1分程度茹で、ザルにとりしっかり水気を切る
①フライパンを火にかけオリーブオイル(小さじ2分の1)、みじん切りしたニンニク(1かけ)、輪唐辛子(適量)を焦がさないように炒め、香りが出始めたらコンソメ(2分の1個)と水を加えてコンソメを溶かす
②1のフライパンにしらたき(200グラム)を入れて炒め合わせ、塩(1つまみ)、ブラックペッパー(適量)で味を整える
グルテンフリーだけでなく、小麦粉の麺を使うよりもヘルシーなのでこの時期飲み会で食べ過ぎが気になる方にもおすすめです。
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