髪の毛のボリュームダウンが気になったら「春野菜と高野豆腐」

多くの中学校で卒業式が予定されている3月第2週、七十二候は本日3月10日から14日まで桃の花が咲き始める頃を表す「桃始笑　ももはじめてさく」の時期となります。

桃の花は3月下旬から4月頃、桜に先駆けて開花しますが、今年の全国桜の開花予想をみると福岡県の16日を始まりに20日前後と例年より早くなっています。

もしかすると桃と桜の美しい共演で、一度のお花見で２倍楽しめるかもしれません。

２倍と言えば、今旬を迎えている「アレッタ」という野菜をご存知でしょうか？「アレッタ」はケールとブロッコリーを掛け合わせて生まれた野菜です。それぞれの長所を活かして品種改良されたアレッタは「ハイブリッド野菜」と呼ばれる野菜の１つです。健康飲料として飲まれる青汁の原料となるケールは苦味が特徴ですが、茎の長いブロッコリー「スティックブロッコリー」の一種となる「アレッタ」にはほんのりと甘みがあり、茎も葉もツボミも全て食べることができる万能野菜で、食感の良さや栄養価が高さも特徴的です。また、３月初旬から路地物が出回る「清見オレンジ」は実はミカンとオレンジを掛け合わせた「ハイブリッドフルーツ」です。同様にレモンとオレンジを掛け合わせたマイヤー（メイヤー）レモンは３月下旬までは国産物の旬の時期となっています。なかにはキャベツと大根を合わせた「キャベコン」、キャベツと白菜で「キャベサイ」といったユニークなハイブリッド野菜もあるようですが、美味しい品種改良は是非味わってみたいものですね。さて暖かくなってくると外へ出かける機会も多くなりますが、「ヘアスタイルが決まらない」「髪にボリュームが出ない」など鏡とにらめっこなんてことはありませんか？春は抜け毛・薄毛のお悩みが多くなる季節でもあるのです。輝く髪をキープするためには春野菜と高野豆腐がおすすめです。

 

「髪の毛のボリュームダウン危険度」を簡単チェック

 

自分では気が付かないうちに抜け落ちる髪、ブラッシングやシャンプーなど力が加わって抜ける髪など、健康な状態でも髪は1日に100本ほど抜けています。その抜け毛が１日に200本から300本になると「起床時に枕に落ちた抜け毛の多さに驚いた」「お風呂の排水溝が真っ黒になる程髪が抜けた」「髪の毛のボリュームが落ちた」など、抜け毛を自覚するようになると言われています

 

生活習慣の乱れは抜け毛・薄毛を引き起こす大きな要因となります。あなたの生活習慣から「髪の毛のボリュームダウン危険度」をチェックしてみましょう。

 

□ 髪の毛は毎日しっかりと洗う

□ ヘアドライヤ－を使う前後にヘアケア剤を使用しない

□ 髪を1つにまとめることが多い

□ ヘアカラーやパーマを長年続けている

□ どちらかというと味付けの濃い食事が好きだ
□ かなりの冷え症である

□ 肩や首のコリがひどい

□ ダイエットをしている

□ 運動をしない、体を動かすことが苦手だ

□ スマートフォンを1日中手放せない

 

2つ以上にチェックがついた場合は髪の毛のボリュームダウンの原因になる頭皮の乾燥や血行不良が進行している可能性があります。

 

髪の毛のボリュームダウンの原因とは？

 

× ホルモンバランスの乱れ

× 食生活や睡眠時間などの生活習慣の乱れ

× パーマやカラーリングなどによる髪や頭皮のダメージ

× ストレス

× 過度なダイエットによる副作用

× 遺伝

× 加齢

 

女性の抜け毛・薄毛はホルモンバランスの変化と様々な要因により、頭皮の低下が原因とされます。血流が低下すると毛根に酸素や栄養が届きにくくなり髪を健康な状態で維持することが難しくなるのです。さらに女性の抜け毛は女性特有のホルモンバランスの変化やライフステージの変化も複雑に絡み合うため、要因を特定することは難しくなります。

 

春になると髪の毛のハリ・コシがなくなったり、ボリュームダウンのお悩みが多くなる理由がいくつかあげられています。

 

×冬から春へ向けての寒暖差

春先は朝晩と日中の気温差が大きくなります。この寒暖差によって肌や頭皮は乾燥傾向となりますが、頭皮が乾燥してフケとなると毛穴を詰まらせ抜け毛の原因となる可能性が高くなります。また寒暖差によって自律神経に乱れが生じると血流が悪化し、頭皮へ栄養分が行き届かくなります。

 

×気が付かないうちに増加する春先の紫外線

4月の紫外線量は9月と同じ程度と言われています。春の暖かな日差しはとても気持ちがいいものですが、油断していると紫外線が頭皮の乾燥を進行させます。

 

×花粉症などのアレルギー症状が引き起こす頭皮トラブル

くしゃみ、鼻水、目のかゆみの他、皮膚にかゆみの症状を感じる人もいます。花粉症の影響から頭皮にあらわれたかゆみや炎症が抜け毛を引き起こすとされています。

 

×春先のストレス

年度末を迎える3月は特に忙しくなるという方もいらっしゃるでしょう。　卒業や入学、転勤、引っ越しなどで環境が変わったり、人間関係が新しくなったりなど、気づかないうちにもストレスが多くなるシーズンです。ストレスは自律神経を乱し血行不良の原因となる他、食欲不振や不眠などを引き起こし頭皮や毛髪に悪影響を及ぼします。

 

おすすめメニュー

 

「高野豆腐」は髪の毛の原材料「たんぱく質」とたんぱく質の合成に欠かすことができない「亜鉛」を1度に摂取できる優れた食材です。その他にも

・血行を促す、抗酸化作用→ビタミンＥ

・血行を促す、貧血予防→鉄分

・ホルモンバランスを整える抗酸化物質→大豆イソフラボン

と女性に必要な栄養成分が豊富に含まれています。

 

タケノコなどの春野菜には亜鉛の他、抗酸化作用のあるビタミン類が豊富に含まれているので、美髪効果の向上に高野豆腐と一緒に食べることをおすすめします。

 

＜高野豆腐と春野菜の煮物＞

材料4～5人分

 

高野豆腐　4個

スナップえんどう　小1袋

人参(乱切り)　小1本

水煮たけこの　1本

☆だし汁 3カップ

☆酒・砂糖 大さじ3

☆しょうゆ 大さじ2

☆塩 小さじ3分の１

 

①ぬるま湯を入れたボウルに高野豆腐を入れてゆっくり戻す。柔らかくなった高野豆腐は押し洗いし水気を絞って4等分に切っておく。

②鍋に☆の調味料、食べやすく切ったたけこの、乱切りした人参、高野豆腐の順に入れ、蓋をして中火にかける。沸騰後弱火にして落し蓋をして30分程度煮る。

③30分程度煮てたけのこや人参に味がしみて柔らかくなったら、筋をとったスナップえんどうを上に乗せて蓋をして3分煮る。

 

 

この時期に髪の毛のボリュームダウンが気になるあなたには、当サロンから「バリ式スカルプケア」をご紹介します。インドネシア・バリ島では古代より現在まで行われている「バリ式スカルプケア」は頭皮だけでなく肩や背中までもしっかりと揉みほぐす頭皮マッサージです。マッサージにより上半身の血行が促進され、充分な栄養が髪へ補給されることで抜け毛や薄毛の他、ダメージヘア、白髪、肩こり、眼精疲労の改善に効果が期待できます。季節の変化や日常生活の習慣が引き起こす美容・健康のお悩みについてもサロンスタッフまでお気軽にご相談ください。