いよいよ11月も最終週となりました。明日11月27日から12月1日まで七十二候は朔風払葉 (きたかぜこのはをはらう)、北から吹く冷たい北風「朔風」が木々の葉を散らす時期を表しています。 「カサっ、ガサッ」と晩秋の音を鳴らしながら落ち葉を踏みしめて歩くのも、この時期ならではの小さなお楽しみですね。 季節のお楽しみと言えば、グルメの方々お待ちかねの「ジビエ」シーズ
11月も残すところ10日、今週末の勤労感謝の日は今年最後の祝日です。 七十二候は昨日11月18日から21日まで金盞香(きんせんかさく)の時期となりました。この「きんせんか」は3月~6月に最盛期を迎えるキク科の黄色やオレンジの金盞花(別名ポットマリーゴールド)ではなく、6枚の花びらの真ん中に黄金の杯「金盞」のような副花冠をもつ水仙のことです。 上品で優しい香りと
急に冷え込みが強くなって、暖房機器の準備をされたご家庭もあることでしょう。七十二候は明日11月13日から17日、大地が凍り始める頃を表す地始凍(ちはじめてこおる)となります。 霜が降りる、霜柱が立つ、水たまりが凍る。本格的な冬の訪れを前に、寒さへの備えを始める時期となりました。 冬の備えといえば、今週は多くのデパートに「お歳暮ギフトセンター」が開設されます。1
今年も残すところ2か月となり今週金曜日は「立冬」、暦の上ではいよいよ冬の始まりです。 七十二候は立冬を迎える11月8日から12日までが「山茶始開(つばきはじめてひらく)」、山茶花(さざんか)が咲き始める頃となりました。 花びらを一枚ずつ散らす山茶花は色が無くなるこの時期の庭を明かりのように優しく照らす、心温まる赤色です。 肌寒さが増すこの時期はお鍋が美味しくな
10月も残り3日となりました。七十二候では本日10月29日から11月2日まで、霎時施(こさめときどきふる)の時期となります。 霎(こさめ)は小ぶりの雨を指す「小雨」ではなく冬の季語でもある「時雨(しぐれ)」のこと。ぱらぱらと降ってきたかと思うと、急に青空が出てくるなど、短い時間にめまぐるしく変化する、秋から冬の始めにかけての季節に特有の通り雨のことです。 霎が
季節の変わり目で、不安定な気候が続いていますね。 10月24日から28日まで七十二候は霜始降 (しもはじめてふる)の時期となります。 朝晩の冷え込みが厳しくなり、北国や山里では早朝の草木や地面に氷の結晶「霜」が初めて降りる頃とされています。 また、本日は天皇即位の祝日の日ですが日本のお祝いの席に欠かすことのできない「祝鯛」は一般には真鯛(まだい)
この度の台風19号により被害に遭われた地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。 気が付けば10月も半月が過ぎ、外出にはさっと羽織れる上着が役立つ季節となりました。 七十二候は昨日10月14日から18日までが菊花開(きくのはなひらく)、菊の花が咲き始める時期でもあります。 日本の秋を代表する花「菊」は、春を代表する「桜」とともに国民に愛好され、国を象徴する花と
気が付くと日中の空気も随分秋らしくなってきました。今日10月8日から13日まで七十二候は寒露(かんろ)の初候「鴻雁来(こうがんきたる)」の時期に入ります。 今年4月10日からの「鴻雁北(こうがんかえる)」の時期にシベリアなど北の寒冷地に戻っていった雁(がん)が、冬を越すために日本に再び日本に渡ってくる時期となりました。 日本ではこれまでに9種のガン類の飛来が記
10月1日、衣替えの今朝は長袖の制服に袖を通された方もいらっしゃることでしょう。七十二候は3日から7日にかけて秋分の末項「水始涸」(みずはじめてかるる)の時期となります。 水田と水田の境、土が盛られた部分は「畦(あぜ)」と呼ばれます。畦は水田の水が外に漏れないように作られますが、稲刈りの1週間から10日程前になるとこの畦に水の出口となる水口を切り、水を抜いて田
9月も残すところ1週間。 七十二候は昨日9月23日から27日までが雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)です。 春分の末候(3月31日~4月4日)雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)と対になる期間で、春分の頃から増え始めた雷が鳴り響かなくなる時期とされています。 太平洋側の地域では気温が下がるにつれて少なくなる雷ですが、新潟県を含む北陸地方や山形県庄内地