秋の訪れを告げる「秋分」が過ぎ、七十二候の一つである「鴻雁来(こうがんきたる)」の時期となりました。 この時期は寒露の初候でもあり、日本に冬を越すために雁(がん)がつばめと入れ替わるようにやってきます。 近年では環境の変化により、日本でも限られた地域でしか雁の姿を見ることができませんが、冬の訪れを告げる鳥として古くから日本人に親しまれてきました。 雁の訪れと共
夏の暑さが残る9月が終わり、10月が訪れました。 10月初旬のこの時期は、七十二候で「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」と呼ばれ、春夏に活発に動いていた昆虫や爬虫類、両生類が冬に向けて冬眠や産卵の準備を始める時期です。 キリギリスなどの求愛の鳴き声を聞くことができます。 湿度が高かった夏から一転し、空気の乾燥が気になり始め、天気予報でも乾燥注意報が出されるよ
季節が秋に近づくと、だんだん日が短くなり、昼と夜の長さがほぼ同じになる時期を、二十四節気で秋分(しゅうぶん)と呼びます。 夏の暑さがようやく和らぎ、過ごしやすくなるのは、ちょうどこの秋分からです。 皆さんは「秋」と聞くと、何を思い浮かべますか? 「食欲の秋」という言葉がありますが、そのため「秋は太りやすい…」と感じている方も多いかもしれません。 しかし、実は秋
9月も中旬を過ぎ、本格的な秋がやってきました。 七十二候では玄鳥去(つばめさる)と呼ばれ、渡り鳥のツバメが夏の終わりとともに子育てを終え、暖かい南へと帰っていく季節です。 この時期は気温の急激な変化があり、空気の乾燥が激しくなります。 すると、肌に負担がかかり、カサカサして艶がなくなり、さらにシワやシミ、たるみが目立つようになってしまいます。 そんなお疲れ肌の
が深まり、夜の空気が冷たくなり、草花に朝露が宿る季節となりました。 この時期を二十四節気では「白露(はくろ)」と呼びます。 朝晩の気温差が大きくなるこの時期に注意したいのが「寒暖差疲労」です。寒暖差疲労とは、気温差の激しい環境に体が適応しようと多くのエネルギーを消費し、結果的に疲労が蓄積されてしまうことを指します。 この状態は自律神経の乱れを引き起こし、疲れや
8月が終わり、実りの9月が訪れました。七十二候では今の時期を禾乃登(こくものすなわちみのる)と言い、文字通り稲穂が実り、収穫を目前に控えています。 この時期は台風の発生が増える時期でもあり、各地では豊作を祈る祭りが開催されます。 ところで、台風が作物に与える影響だけでなく、肌にも悪影響を及ぼすことをご存知でしょうか? 台風が接近すると湿度が急上昇し、離れると今
8月28日から始まる七十二候では「天地始粛(てんちはじめてさむし)」と呼ばれ、秋雨前線が日本に訪れ、冷たい空気と共に秋を運んでくる季節です。この時期に特に注意したいのが「白髪」と「抜け毛」です。秋は、夏の紫外線や乱れた食生活によって蓄積されたダメージが頭皮に最も現れやすい季節で、気づかないうちに白髪や抜け毛が増えていることがあります。 そんな白髪・抜け毛を防ぐ
明日、8月24日は二十四節気の「処暑」にあたり、暑さが和らぐ日とされています。朝晩は少しずつ涼しくなる一方で、日中はまだ暑さが残るこの時期、特に注意したいのが「肌の老化」です。この時期は、紫外線によるダメージが蓄積されているうえ、温度差が激しいため、体が変化に追いつけず、疲れやストレスを感じやすくなります。その結果、乾燥肌が進行しやすく、シワやシミ、たるみがで
8月も中旬に差し掛かりましたが、暦の上ではすでに「立秋」を迎え、秋の訪れを感じる時期となりました。七十二候ではこの時期を「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」と呼び、少しずつ秋の気配を感じることができます。しかし、まだまだ暑い日が続き、夏の風物詩である台風もこれから多く日本列島を訪れるでしょう。また、最近では「ゲリラ豪雨」と呼ばれる突然の大雨が、この時期にピークを迎えると