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老け顔の原因にも!「秋白髪」対策には鰹節

9月に入りました。七十二候は93日から7日までが処暑の末項禾乃登 (こくものすなわちみのる)、穀物が実る秋になったことを表しています。

穀物を総称する「禾」という文字は、粟(あわ)の穂がたわわに実った様子が文字になったものとされています。農作物が豊作になることを表す「五穀豊穣」という言葉がありますが、日本で五穀と言えば粟の他、米、麦、豆、黍(きび)または稗(ひえ)のこと。

この五穀のうち、米や黍などと菊の花・葉で作る薬霊酒「菊酒」を飲んで、邪気を払い長寿を願う風習が99日「重陽(ちょうよう)の節句」です。

陽とは縁起がいいとされる奇数のこと。33日、55日、77日など奇数が重なり幸運日とされる中でも、最も大きな奇数「9」が重なる99日は特別に重陽と呼ばれています。

奈良時代から宮中や寺院では菊を観賞する宴が行われていた日本に、中国から病気を治すとされる菊酒が伝わり、季節の行事として「重陽の節句」が定着しました。

重陽の節句は「菊の節句」とも呼ばれ、大人の女性が自身の幸せと健康を願って雛人形を飾る「後(のち)の雛」という風習もあります。

この風習には、3月にしまった雛人形を半年後の9月に再び飾ることで虫干しになり、雛人形をいい状態で維持できるという知恵が隠れています。まさに「大人の節句」です。

暑さも少しずつ落ち着いてくる時期ですが、大人の髪には白髪や抜け毛などの悩みが多くなる季節。実は白髪防止には美肌の天敵、メラニンを増やすことが重要であることをご存知ですか?

 

この秋、白髪や抜け毛が増える?


当てはまる項目をチェックして、白髪や抜け毛の増加危険度を確認しましょう。

 

□ 白髪が急に気になりだした

□ 髪が乾燥し、パサついている

□ 髪にツヤがない

□ 抜け毛が多い

□ 髪が細くなった

□ パーマやカラーリングを繰り返している

□ 肩や首のこりがひどい

□ この夏は陽射しをたっぷり浴びた

□ ダイエットをしている

□ ストレスが多い

 

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輝く髪を大切にキープして下さい

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白髪や抜け毛が増える危険が!早目のケアを心がけましょう

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黒髪を作る「メラニン色素」

 

秋に白髪や抜け毛など、髪の悩みが増える原因ズバリ「夏の紫外線」です。

 

・紫外線が毛髪たんぱく質の結合部分に負荷を与え枝毛や切れ毛が増える

・紫外線が毛根や毛母細胞にダメージを与え毛が抜け落ち、毛髪が育たず薄毛になる

・紫外線を受けると髪表面のキューティクルがはがれ落ちて髪の水分が逃げパサつく

・紫外線がメラニン細胞を破壊するため髪の色が茶色っぽくなったり白髪になったりする

 

夏の間に受けた紫外線によって様々なダメージが発生し、秋になって白髪や抜け毛が増加します。

 

増加する白髪に関連して注目すべきは「メラニン色素」です。髪の色は「メラニン色素」の量によって決まり、白髪にはメラニン色素がほとんど含まれません。

 

紫外線を浴びることによって肌内部に発生する活性酸素は体に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。そのため私たちの体には紫外線を浴びると同時にメラニンが生成されます。メラニンは紫外線を吸収して活性酸素から全身の細胞を守っています。しかし過剰に紫外線を浴びるとメラニンが増えすぎ、新陳代謝が上手く進まない場合には残ったメラニンがシミになって肌に現われるのです。一方、髪の場合はメラニン生成プロセスが肌とは違うので、頭皮が紫外線を浴びてもメラニンが生成されません。逆に紫外線ダメージによってメラニン細胞が破壊され、メラニンの生成が止まってしまう可能性が出てきます。また加齢によってもメラニン色素を作り出すメラノサイトの機能が低下するため白髪は徐々に増えていくのです。

 

徹底した紫外線対策で肌のメラニンは必要最低限に抑えたうえで、髪のメラニン量だけを増やしていくことが白髪対策には必要です。

 

メラニンの素となる「チロシン」

 

メラニン色素の原料となるのがアミノ酸の一種「チロシン」です。

白髪抑制のためにはチロシンを直接摂ってメラニンの生成量を増やすことも重要です。

 

チロシンが多く含まれる食材

 

肉類  :鶏肉、豚肉

魚介類 :鰹、鮭、まぐろ、たらこ、じゃこ、エビ

大豆製品:豆腐、高野豆腐、きな粉、納豆、みそ、油揚げ

乳製品 :チーズ

ナッツ :カボチャの種、ゴマ、ピーナッツ、アーモンド、落花生

果物  :バナナ、アボカド、リンゴ
野菜  :たけのこ、キャベツ、ごぼう、しめじ

 

チロシンの効果を上げる食材

チロシンは糖質と同時に摂ることで吸収力がアップします。またメラニン色素を作り出すメラノサイトの機能を向上させるためにはミネラルのヨードが必要です。ヨードは「わかめ、海苔、とろろ昆布、ひじき、もずく」などの海藻類、「タラ、イワシ、サバ、かつお、ブリ」などの魚類に多く含まれています。

 

チロシンを効果的に摂取できる鰹節のふりかけ

 

①ちりめんじゃこ60gをフライパンで軽く加熱し、ボウルに移す

②砂糖40g醤油20㏄、みりん20cc、酒25ccをフライパンで煮詰める

③ボウルに塩昆布25g、白ゴマ25g、②のたれと鰹節30gをボウルに入れて混ぜる

 

ご飯の上やサラダなどにかけて食べるのもおすすめです。

また、冷蔵庫で23日もつので、作り置きもできます。

 

チロシンを効果的に摂るために

チロシンは摂取後2時間で血中濃度が最高値になるとされます。夕食時にチロシンを多く含む食品を摂っておくとメラニン量がアップし、就寝後すぐに生成される髪の毛に効果的です。加えてチロシンには「疲労やストレスを和らげる効果」や「イライラを解消する効果」があるとされているので、安眠効果も期待できるのです。

 

秋の白髪や抜け毛が気になるあなたに、当サロンからはインドネシアのバリ島で古代より受け継がれてきた「バリ式スカルプケア」をご紹介いたします。頭皮マッサージだけではなく肩や背中もしっかりと揉みほぐすことで上半身の血行が促進され、充分な栄養が髪へと補給されます。白髪のお悩みに加えて、肩こりや眼精疲労の解消にも効果が期待できます。美容や健康へのご要望など、サロンスタッフまでお気軽にご相談ください。

 

 

 

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