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「無性に食べたい!」求める味でわかる心と体のSOS

今年は例年に比べてインフルエンザのピークが早目に訪れると予想されています。

皆さん、インフルエンザ対策は万全ですか?

実は紅茶に含まれるテアフラビンという成分がインフルエンザの感染力を奪うという研究結果が報告されています。

周囲にウィルスを広めないためにも、インフルエンザに感染してしまった時こそ紅茶を飲むことが効果的ということです。手軽なティーバッグで入れたお茶でも、通常飲む紅茶の5分の1の薄さでもインフルエンザウィルスには有効であるとされています。

紅茶と言えば、昨年CBSCNNニュースがロンドンのバッキンガム宮殿からほど近いThe Rubens At The Palaceにあるティールームの紅茶メニューを紹介しました。

P.M. David Silva & Sonsが取り扱うスリランカ産の茶葉「ゴールデンチップス」を金のピンセットで取り出して正確に計量。天然水を沸かしたお湯と銀のポットを使って丁寧に入れた最高級の紅茶の価格は驚きの1ポット500ポンド、日本円でおよそ70000円。

カップ124000円程となります。インフルエンザ対策には高価すぎますが、素晴らしいブティックホテルでロイヤルミューズを見渡しながら贅沢な一杯を味わってみたいものですね。

さて、昨日120日から24日まで七十二候は「款冬華 ふきのはなさく」の時期となりました。

1年のうちで最も寒いとされる「大寒」の初候です。

冬に雪の間から黄色い花をのぞかせるため「冬黄(ふゆき)」から「ふき」と呼ばれるようになったと言われています。

このふきの花茎が春を知らせる山菜「ふきのとう」です。

ふきのとうの独特な苦みには「春」を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

「なぜか無性に苦いお茶が飲みたい」「甘いチョコレートが食べたい」そんな気持ちになることはありませんか?もしかすると、それは心や体が発しているSOSのサインなのかもしれません。

 

東洋医学「五味調和」とは?

 

酸味(すっぱい)、苦味(にがい)、甘味(あまい)、辛味(からい)、塩味(しょっぱい)

私たちが感じるこれらの5つの味は東洋医学では「五味」と呼ばれ、体に摂り入れることで、それぞれが体に対して違った働きかけをするとされています。

体や心に苦みの働きが足りていない時には苦い物が欲しくなり、甘みの働きが不足している時はチョコレートなどの甘い物が食べたくなると言われています。

 

「五味調和」とは「五味」をバランスよく摂ることです。

甘い物が食べたいからと甘い物だけを食べていては体のバランスを崩してしまいます。五味それぞれの働きを知ることで、心や体の状態から必要な食材を選ぶことができるようになります。

健康な体を維持するためには心や体が発する小さなサインを見逃さず、食生活や毎日の運動などバランスのとれた日々を過ごすことが大切です。

 

①酸味が欲しい時

 

SOSの発信:肝臓、目

心の状態:イライラ、憂うつ、決断力の低下

体の状態:目の充血、爪が割れる、不眠、消化不良、睡眠障害

 

酸味には血流をよくし肝機能を活発にする働きがあります。
摂り過ぎると胃や脾臓が不調になります。「酸味」が強い時は「甘味」で調整します。

おすすめ旬の食材:レモン、キウイ、みかん、いよかん、シークワサー

 

②苦味が欲しい時

 

SOSの発信:小腸、心臓、舌

心の状態:小さなことに興奮するほど喜ぶ、不安感、緊張感

体の状態:軟便・下痢、巻き舌、動悸、息苦しさ、汗が出やすい、げっぷ

            

苦みには体の熱を整える、余分な水分を排出する、頭痛や咳をおさえる働きがあります。

摂り過ぎると大腸や肺に不調が出る、体毛が抜けやすくなるなどの原因となります。

「苦味」が強い時は「辛味」で調整します。

おすすめ旬の食材:ごぼう、春菊

 

③甘味が欲しい時

 

SOSの発信:消化器関連、胃、口

心の状態:強い疲労感、落ち込み

体の状態:疲労、口内炎、食欲不振、胃もたれ、下痢、嘔吐

 

甘味には栄養分を補給し体力不足を補う、胃腸の働きを整える働きがあります。
摂り過ぎると腎臓、膀胱、耳の不調の原因となり体にだるさが生じることがあります。
「甘味」が強い時は「塩味」で調整します。

おすすめ旬の食材: 豆腐(大豆収穫後が旬)伊勢海老、大根

 

④辛味が欲しい時

 

SOSの発信:大腸、肺、鼻、皮膚

心の状態:悲しい気もち

体の状態:鼻炎、鼻水、冷え、咳、むくみ、便秘、下痢、乾燥肌

 

辛味には血液循環を改善して体を温め、発汗を促す働きがあります。
摂り過ぎると肝臓や目の不調の原因となったり、爪が弱くなったりすることがあります。

「辛味」が強い時は「酸味」で調整します。

おすすめ旬の食材: ねぎ、れんこん、大根

 

⑤塩味(鹹味 かんみ)が欲しい時

 

SOSの発信:

腎臓、膀胱、耳、成長や美容の働き

心の状態:

不安、恐怖

体の状態:

聴こえづらい、耳鳴り、頭痛、めまい、生殖器官のおとろえ、頻尿抜け毛、白髪、老化現象

 

塩味は上記4つの味を吸収しやすくすると同時に新陳代謝を活発にする働きがあります。

摂り過ぎると血圧が上がり、小腸や腎臓の機能に悪影響が出る場合があります。

「塩味」が強い時は「苦み」で調整します。

おすすめ旬の食材: しじみ、のり、カニ、ほたて、ヤリイカ、マガキ

 

 

今回ご紹介した東洋医学では、「気・血・津液」という3つの要素から構成されている私たちの体は、3つの要素がバランスよく全身を巡っている状態の時に健康であるとしています。東洋医学の理論に基づき「気・血・津液」のバランスや循環を整えるオールハンドのマッサージが当サロンからおすすめする「スイナマッサージ」です。肩こりやむくみ、疲労、倦怠感、冷え性の改善に効果的なトリートメント「コンディショニング」では「十二正経」と言われる12本の経絡に沿って滞りをほぐすことで、リラックスして頂きながら全身の代謝を高めます。「スイナマッサージ」は4種類のケアの中から当日のご体調や気になる症状に合わせてお選び頂けます。美容や健康のご要望などサロンスタッフまでお気軽にご相談ください。

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