







TOP > beautyletter > 夏なのに冷え性?「腸温活」でやせ体質と美肌を手に入れる
七十二候は8日から12日までが立秋の初項、涼風至(すずかぜいたる)で、夏の暑い風が少しずつ秋の涼しい風に替わり始める頃とされています。
「伝統的七夕(旧七夕)」と呼ばれる旧暦の7月7日は、現在の暦に合わせると毎年日付が変わりますが、今年は8月7日で「月遅れの七夕」と一致しています。天気がよければ月が沈んで空が暗くなった頃、おり姫様(こと座のベガ、織女星)と彦星様(わし座のアルタイル、牽牛星)の間に流れる天の川も見ることができるかもしれません。
星を眺めながら、涼しくなった風を感じる夏の夜も素敵ですね。
さて、暦の上では秋と言ってもまだまだ暑い日が続き冷房も冷たい食べ物も欠かすことができません。そんな暑い季節にこそ注目して頂きたい「腸温活」をご紹介します。
こんなお悩みを持っていませんか?
□ 夏でも冷え性に悩んでいる
□ 夏はいつもより食欲が落ちるけど痩せない
□ エアコンが効いた部屋にいると手足が冷たくなる
□ 夏でも汗をかきにくい
□ 夏風邪をひきやすい
もしかするとこれらの悩みは「腸の冷え」が原因かもしれません。
「腸温活」とは、衣類や食べ物・飲み物、運動、マッサージ、入浴など内側、外側から腸を温めて「腸内環境を整える」ことです。腸温活をすることで、様々な効果が期待できるとされています。
腸温活により腸の働きが整うと便秘や下痢が解消され、体に不要なもの有害な物の排出が促されます。その結果必要な栄養素をしっかり吸収し不必要なものをきちんと排出するという循環が生まれ、痩せ体質へと近づきます。
腸内環境が整うとことで全身の血流が改善され、肌や髪にも十分に栄養が行き届くようになります。加えて血流が老廃物を押し流すことで新陳代謝も促されます。肌や髪が潤い、弾力やツヤのある肌、輝きのある髪へと近づいていきます。
腸が適切に働いていると、食べた物から十分なエネルギーを吸収できるようになり、体の中で熱を作ることができるようになります。また、腸温活をするとこの部分の血行が良くなってお腹まわりに集中している重要な臓器や器官に栄養分が行きわたり、各臓器が十分に機能することで夏バテ予防になります。
私たちの腸内には細菌やウィルスなどの病原体に感染した細胞を攻撃する他、体内に侵入してきた病原体を記憶し、その記憶に基づいて再び侵入してきた病原菌にすばやく対応し排除する働きをもつ「リンパ球」の約7割が存在すると言われています。腸温活はこうした免疫細胞をより活性化するため、健康維持に効果的です。
腸が冷える原因として
・ストレス(緊張状態により内臓の血流が悪くなり内臓の機能が低下するため腸が冷える)
・食生活
・運動不足
の他にも、エアコンの効いた部屋にいた、プールで長時間泳いだといった環境要因も挙げられます。
健康な状態であると、一般的にお腹周辺の温度は36℃、手のひらは27℃前後とされています。
お腹に手を当てた時に少し冷たいと感じる状態が正常ですが、お腹に触れた手が温かい、温度差を感じない場合は「腸が冷えている」可能性が高くなります。
免疫機能が低下するため風邪をひきやすくなるなど体調不良を繰り返すほか、血行不良から乾燥や吹き出物など、肌荒れを引き起こすことがあります。
腸が冷えていると月経時のトラブルが増えるとされています。
腸の働きが悪くなると代謝機能が低下するため、体重が増えやすくなります。
このような状態が続いていたら、「腸が冷えている」のかもしれません。
暑い季節に体の「冷え」を意識することは難しいものですが、エアコンによって気持ちよく冷やされた室温と外気温の差が10℃を超えると内臓に冷えが生じるとされています。このように夏の冷えは、「冷房」と「冷たい食べ物・飲み物」など、外側からも内側からも体を冷やすため冬の冷えより深刻とされます。夏だからこそ「腸温活」が必要です。
・かき氷、良く冷えたビールなど4℃以下の食べ物、飲み物を避けましょう。
・旬が冬、暖色系、寒冷地や土の中で育つ「体を温める」食材を選びましょう。
・キムチや納豆などの発酵食品を積極的に摂りましょう。
・体内にエネルギーを作り出す肉や魚などの良質なたんぱく質を摂りましょう。
私たちの体の中で最も筋肉の多い太ももを鍛えると体内で効率よく熱を作れるようになり腸の冷えにも効果的です。スクワットの他ウォーキングも筋肉の刺激になりますが、難しい場合は血液のポンプ作用がある「ふくらはぎ」をマッサージ、レッグウォーマーやブランケットで温めるだけでもOKです。
おへそから指4本分下にあるツボ「関元(かんげん)」は腸の冷えを取るとされています。
入浴時、睡眠時など1日に数回指で押すと効果が期待できます。
①オーブンを200度に余熱しておく。
②ボウルに乾燥おからパウダー(20g)と水切りをした木綿豆腐(1丁)みじん切りをしたネギ(60g)、すりおろし生姜(4g)、味噌(大さじ1+1/2)、塩、ゴマ(各適量)を入れて混ぜる。
③200度に設定し、オーブンで15分焼く。
おからと豆腐は発酵食品の上、低カロリー高タンパク質なので胃腸の冷えが気になる方はぜひお試しください。
冷房による夏冷えにお悩みのあなたには「腸温活」に加えてハーブボールを使ったケア「アジアンブリス」をご紹介します。体質に合わせたハーバルオイルトリートメントでこりやムクミをハンドマッサージで緩和しながら体内の老廃物を排出しやすくします。また、施術当日のご体調に合わせてエネルギーポイントに陽気を補い、生体バランスを整えることによって女性特有の冷えや慢性疲労を取り除きながら、ストレス、肩こり、腰痛、不定愁訴、倦怠感の解消にも効果が期待できます。美容や健康のご要望など、サロンスタッフまでお気軽にご相談ください。