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毎日の食事で「体温」を上げる方法

平昌オリンピックが開催されている韓国から連日、日本選手団活躍の嬉しいニュースが聞こえてきます。雪も解かすような熱戦には、私たちの応援にも力が入ってしまうと同時に、寒さも忘れてしまいそうですよね。

今の時期を七十二候では、土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)と呼び、雪から暖かな雨が降るようになり、冬に閉ざされた大地を潤し、眠っていた動物や植物も目を覚ます頃だと言われています。

また、この時期は「春一番」が吹き始めるころで、冷たい北風から変わり南からの強風が吹くようになります。

この春一番が吹いた一日は気温が上がりやすいと言われていますが、翌日には真冬のような気温に「冬戻り」することがよくあります。

このように暖かい日、寒い日を繰り返していくことで少しずつ春が近づいていきますが、暖かい日があると、余計に寒い日は身体が芯から冷えてしまうことがありますよね。

そんな今の時期、自分自身の「体温」に注目してみるのはいかがでしょうか?

 

低体温チェック

 

健康な成人の体温は36.537℃と言われていますが、運動不足や食事内容の変化、過度のストレスなどにより、現代人の体温は下がる傾向にあります。

平熱が36℃以下という「低体温」の人も増えているようなので、まずは自分の平均体温がどれぐらいなのかチェックをしてみましょう。

 

◎正しい平均体温の測り方

 

人の体温は時間帯によって変わります。朝は低く、夕方は高くなる傾向があるので14回計ってみましょう。

 

①起床時

②10時~12時の昼食前

③16時~18時の夕食前

④就寝前

 

4回計測し、この平均が自分の平均体温となります。時間帯の体温を知っておくと、体調の変化や不調にも気づきやすくなります。また、季節によっても体温は変わるので、日付も一緒に記録しておきましょう。

 

体温が低い状態が続くとどうなる?

 

◎病気のリスクが高くなる

 

体温が1度上がるごとに免疫力も13パーセント上がると言われていますが、体温が下がることによってウィルスや細菌などに対する抵抗力が落ち、この寒い季節には風邪やインフルエンザなどにも感染しやすくなります。

他にも癌になるリスクが高くなることも報告されています。

 

◎体に老廃物が溜まりやすくなる

 

代謝が落ちてしまうことで体に老廃物が溜まりやすくなります。シミやシワなど肌を老化させたり、体のむくみ・たるみなどの原因にも繋がります。

 

他にも体の機能が下がってしまうため、疲れやすさやアレルギー症状が出やすくなるなど、体に様々な不調をもたらす原因とも言われています。

 

体温を上げる食べ物

 

漢方には「陰陽論」という考えがあり、身体を温めるには陽性食品をとると良いとされています。では、どのような食材が体を温めてくれるのでしょか。

 

◎固い食べ物

 

土の中で育つものは身体を温めるとされているので、根野菜などを積極的に摂取しましょう。

 

・漬物

・ごぼう

・かぶ

 

◎産地が寒い土地であるもの

 

身体を冷やすとされる果物の中でも、リンゴなど北方で採れる、寒い時期が旬の果物は身体を温める効果が期待できます。

 

・りんご

・さくらんぼ

・ぶどう

・日本そば

 

◎黒っぽい食べ物

 

身体を冷やすとされる米などの白い食べ物に対して、黒ゴマ、黒豆など黒い食べ物は身体を温める食べ物の代表とされます。

 

・黒砂糖

・紅茶

・ひじき

・しょう油など

 

◎暖色系の食べ物

 

火の温かさを連想させる赤、黄色、橙色などの暖色系の食べ物は身体を温めます。

 

・紅鮭

・海老

・赤身の肉

・卵

・チーズ

・明太子

・小豆

 

◎体を冷やす陰性食品

 

また、旬が夏で産地が南、色が寒色系(青、白、緑など)、柔らかい食べ物は陰性食品とされ、体を冷やす効果があるので体温が低い方は食べ過ぎなうように気を付けましょう。

 

・牛乳

・きゅうり

・パン

・パスタ

・バナナ

・砂糖

・うどん

 

さらに生野菜や清涼飲料水、添加物なども身体を冷やすとされています。陰性食品は陽性食品と組み合わせて食べるなど、摂り方に工夫が必要です。

 

体を温めるレシピ

 

◎あったか鮭の粕汁

 

①鮭の切り身2~3切れ分をそれぞれ3等分にカットする

②大根、ニンジンを適量皮を剥き、細切りにする

③豆腐1丁をさいの目にカットする

④コンニャク半丁を細切りにし、水に入れた耐熱容器に入れてレンジで2分加熱

⑤油揚げ小1枚を細切りにする

⑥鍋に水1200CCを入れて、和風だしの素(顆粒)6gに酒粕300gを細かくちぎって入れて中火にかける

⑦鮭、大根、ニンジン、豆腐、こんにゃく、油揚げの順番に鍋に加え、沸騰したら味噌大さじ2~3を加える

⑧好みで万能ねぎを入れて完成

 

根野菜と鮭、さらに酒粕が加わることで体を温めて体温を上げようと働いてくれます。特に朝飲む事で体が活動的になり、一日元気に過ごすことが可能になります。

 

◎ホットアップルジンジャースムージー

 

①りんご1個の芯を取って4等分にする

②ミキサーにりんご、豆乳200㏄、おろし生姜小さじ1、ハチミツ大さじ2を加えて撹拌する

③ミキサーから鍋に移し、中火で加熱し温まったら完成

 

長時間空腹が続くのも体を冷やす原因となるので、体が温まり持ち運びができるスムージーで小腹が減ったとき栄養を補給しましょう。

 

体温を上げることを意識して毎日を過ごすことは、生活習慣病の予防・改善にもつながります。

 

当サロンでは代謝を高め、「気・血・律液」のバランス、環境を整えるスイナマッサージのご用意もございますので、気になる症状がある方はぜひご利用ください。

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