TOPbeautyletter > 「梅」の力で梅雨時期のむくみを解消

「梅」の力で梅雨時期のむくみを解消

雨の季節に入りました。七十二候は今日から16日は「腐草為蛍 かれたるくさほたるとなる」に入ります。

雨に濡れた水辺の湿った草の間を、蛍の光がちらちらと行き交う幻想的な様子が見られる季節です。

蛍たちの光の舞は蛍のオスとメスの出会いの合図、メスの蛍が放つ弱い光にオスが強い光で答えるのは蛍のプロポーズと言われています。

雨上がりや水辺など湿度が高く、照明や月明かりがない暗い場所、7時から9時頃風のない夜など条件がそろうと蛍はよく動き、より一層輝きます。

蛍たちのプロポーズが見られる6月はご存知のように「June Bride(ジューンブライド)」の季節。6月に結婚式を挙げると一生涯、幸せな結婚生活を続けることができるとされるその由来をご存知でしょうか?

ローマ神話で6月の守護神とされるのはローマの最高神Jupiter(ユピテル)の妻Juno(ユノ)

ユノが女性や子ども、家庭の守護神であることから、ユノが守護する6月に結婚すると幸せになれるという説の他、ヨーロッパの農作業が落ち着く6月に結婚すると大勢の出席者に見守られて式をあげることができ多くの祝福を受けられる、6月のヨーロッパの気候が結婚式に最適などいくつかの説があります。

日本で結婚式が多いのは10月から11月にかけての秋と4月から5月にかけての春との調査があります。

幸せなジューンブライドに憧れる気持ちと天候に恵まれた気持ちのいい季節に式を挙げたいと思う気持ち。

蛍には幸せな雨の季節ですが、日本の花嫁さんにとっては少々悩ましい季節でもあるようです。さて、梅雨の時期は体調不良を起こしやすい時期でもあります。梅雨時期不調の代表的な症状「むくみ」の解消に「梅」の効果が注目されています。

 

「むくみ」で肌のシミやシワが増える?

 

私たちの体のおよそ6070%は水分で占められています。

体温を調節したり、全身に栄養分を届けたりする重要な水分ですが、雨が続き湿度が高くなる季節は体の中の水分を発散しにくくなって体に余分な水分が溜まりやすくなります。

漢方では「水毒」とも呼ばれる余分な水分によって「むくみ」が発生し、この「むくみ」によって血管やリンパ管が圧迫されると、全身の血行が悪くなり体に冷えが生じ更にむくみがひどくなるという悪循環が起こります。

この悪循環が体に梅雨時期特有の倦怠感や食欲不振、めまい 、頭痛、自律神経の乱れ、アトピー症状の悪化など様々な不調を引き起こします。

「むくみ」は見た目の印象も左右しますが、むくみによって全身の血流やリンパの流れが滞ると、頭皮の毛細血管に栄養分が行き届かないことから髪のツヤが失われ、抜け毛が多くなるなども影響します。

また、肌のくすみや目の下のクマ、シミが目立つようになり、肌の乾燥が進むことでシワが増えるなどむくみは美容にとっても大敵です。

日頃から

 

・冷え症

・胃腸が弱い

・水太りタイプ

・汗をかきやすい

・疲れやすい

 

という人は梅雨時の体調不良に特に注意が必要です。

 

 梅の効能とは? 

 

梅には体調の維持・管理に効果が期待できる多くの栄養素が含まれています。

 

✓ミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、リン等)

ミネラルは健康のために欠かすことのできない大切な栄養素ですが、体内で作ることができないので食事で摂る必要があります。

梅に含まれる豊富なカリウムが神経や筋肉の機能を促すため、体内の余分な水分を排出してむくみの解消に効果が期待できます。

カリウム以外にもカルシウムや鉄分といった女性に嬉しいミネラルが梅には豊富に含まれています。 

 

✓ムメフラール

梅を長時間煮詰めると、梅に含まれる糖とクエン酸が結合して「ムメフラール」という成分ができます。

ムメフラールには血流改善効果があるので、冷えが解消されむくみの改善につながります。ムメフラールは梅ジャムや梅肉エキス、梅干し煮などに含まれます。

 

✓梅リグナン、ビタミンE

梅に含まれる植物ポリフェノールの一種「梅リグナン」やビタミンEは抗酸化作用の高い成分で髪につやをもたらし、肌のシワやシミ、くすみの改善に役立つため、アンチエイジングには欠かせません。

 

肉類やファストフード、インスタント食品など偏った食事を続けていると血液や細胞液が酸性に傾き、血液がドロドロになって便秘や貧血、肌荒れなどを引き起こします。

酸っぱい梅は「酸性」と思われがちですが「アルカリ性食品」であるため、酸性に傾いた体を中和してくれます。

サラサラな血液は血行を促進し体の隅々まで栄養分を運ぶため、健康維持にも美容にとっても重要です。

 

梅雨時期におすすめ、梅メニュー

 

日本で生産される梅のおよそ8割を生産している和歌山県を代表する品種「南高梅(なんこううめ)」は6月から7月初旬にかけて、まさに今旬を迎えています。

ただし生の青梅や梅の種には「青酸配糖体」という成分が含まれていて、腸内に入ると胃酸によって有毒性を発揮するため、旬だからとそのまま食べることはできません。

生の梅が市場に出回るのはほんの短い期間だけなので、自宅で梅干しや梅ジュースを作りたいという方は旬の今が梅を手に入れるチャンスです。

梅干しは手軽な値段のものから、11000円の高級贈答用、蜂蜜やフルーツで漬けられた梅干しなど種類も様々です。塩分の強い梅干しの食べ過ぎは、却ってむくみを招くので12粒程度にしておきましょう。

 

<キャベツと豚肉の梅炒め>

 

2人分材料

・キャベツ 1/4 

・豚ロース薄切り100g 

・梅干し 2個 

・酒 大さじ2

・しょう油 大さじ1 

・ゴマ油 小さじ2 

・かつお節 適量

 

①種を取り除いた梅干しは実をほぐす。ボウルにほぐした梅干しと酒を入れ食べやすい大きさに切った豚肉を5分ほどつけておく

②キャベツは一口大に切っておく

③フライパンにゴマ油を熱し、キャベツと豚肉をつけ汁ごと入れ、フタをして5分程度蒸し煮する

④フタをとりしょう油を加えたら、中火で香りがたつまでさっと炒める

⑤皿にとり、仕上げにかつお節をふる

梅干しを焼くことでクエン酸がムメフラールに変化して血行を促進する働きがあるので、今の時期むくみが気になる方はぜひお試しください。

 

また雨の季節に体のむくみが気になるあなたには、東洋医学の理論に基づいたトリートメントで自己回復力を高め、「気・血・津液」のバランス・循環を整える「スイナマッサージ」をご紹介します。心地いいオールハンドのトリートメントでリラックスして頂きながら、こりやむくみを解消し、全身の代謝を高めます。

4種類のケアから体調や目的に応じてお選び頂けますが、体のむくみには「十二正経」と言われる12本の経絡に沿って滞りをほぐして流し、全身の代謝を高める「コンディショニング」がおすすめです。

むくみの解消と同時に肩こりや疲労、倦怠感、冷えなどの症状の緩和にも効果が期待できます。

美容や健康へのご要望など、当サロンスタッフまでお気軽にご相談ください。

 

pagetop

ご予約・お問い合わせはじめての方 ご予約・お問い合わせ2回目以降の方 求人情報