







TOP > beautyletter > 旬の食材で体の中からの紫外線対策
七十二候では7月12日から17日を蓮が美しい花を咲かせる時期として、蓮始開(はすはじめてひらく)と呼んでいます。
「蓮は泥(でい)より出でて泥に染まらず」という中国の言葉が表すように、泥の中にあっても美しく優雅な花である蓮は、その清らかで高貴な印象からから極楽浄土の花とも考えられてきました。
東京上野の不忍の池を始め、これから全国各地の名所で見頃を迎えますが、蓮の花は4日間で散ってしまうことをご存じでしょうか?
早朝開いた花が、昼ごろには閉じることを3日間繰り返し、4日目の朝、開き切ったまま全ての花びらを散らせてしまいます。
その潔いはかなさも、蓮の花の魅力なのかもしれませんね。香りを放ちながら開く2日目の蓮の花が、色も形も最も美しい瞬間だと言われていますが、1つの花が終わっても次々に花開き、長い期間楽しめるのも蓮の魅力です。
蓮の花は朝5時ごろから開き始め、午前中で閉じてしまいます。いつもより少し早起きをして楽しむのがいいのかもしれません。
蓮の花が咲き梅雨が明けると、紫外線が容赦なく降り注ぐ、さらに暑い夏の始まりです。「身体の内側からの美肌作り」に効果的な旬の食材に注目してみましょう。
旬の食材が持つ有効的なメリットをご存知でしょうか?
まず一つ目が「食材が最も美味しい時期」という点です。
旬の食材は、他の時期に比べてその食材が1番いい状態になる時なので、食材が持つ香りやうまみ成分が豊富で、本来の味がしっかりと濃く感じられます。そのため調味料を使わなくても、美味しく食べることができ、余分な塩分や糖分を減らすことが可能です。
2つ目は栄養が最も豊富という点です。
旬の時期の食材は栄養価が最も高くなるので、旬の食材を使うことで、食材の栄養素を最も効果的に摂りいれることが可能です。
そして最後は新鮮で安く買えるという点です。
出盛り期でもあるので、市場によく出回るため鮮度がよく、さらにいいものを安く購入できるのも特徴です。毎日の食事にも取り入れやすくなります。
それでは紫外線対策に有効な旬な食材を紹介します。
美白効果、抗酸化作用、黒くなったメラニン色素を白色化する、紫外線によって破壊されてしまったコラーゲンやエラスチンの生成を助けるなどの働きがあります。2時間程度で対外に排出されるので、少しずつ定期的に摂る必要があります。
ビタミンCを含む食材なら、6月~9月に旬を迎える「枝豆」がおすすめです。
通常、ビタミンCは熱に弱いと言われていますが、枝豆はさやに包まれているので加熱したときの損失が少なく、さらに肝機能を改善する効果も期待できるので、お酒のつまみにもピッタリだと言えます。
赤い野菜や果物に含まれているカロテノイド色素であるリコピンは日光への耐性を強化する紫外線対策への強い味方です。強い抗酸化作用の他、メラニンを作る酵素・チロシナーゼの抑制効果があります。
特に6~7月が旬の「スイカ」は、夏の水分補給にピッタリな栄養素が多く含まれている上に、むくみ改善にも効果が期待できると言われています。
スイカは庶民の果物のイメージがありますが、最近ではでんすけスイカなど、贈答用としても人気です。
紫外線から肌を守るだけでなく、活性酸素を抑えて肌荒れを防ぐ効果が期待できます。リコピン同様にチロシナーゼ抑制効果があります。
6月~8月が旬の「オクラ」にはβカロテンが豊富なだけでなく、PMS(月経前症候群)の改善にも効果があると言われていいます。
βカロテンは油と相性がいいので、炒め物として食べるのがおすすめです。
活性酸素が発生した時に、細胞膜に代わって酸化され活性酸素を無害にする働きがあります。肌のターンオーバーを促してメラニン色素の排出などを進めます。
6月下旬~8月が旬の「スイートコーン」は栄養価が全体的に高く、エネルギー補給におすすめで、疲れた時に食べると栄養が補給されて元気になりますよ。
ポリフェノールの抗酸化作用が肌荒れに効果を発揮しますが、ポリフェノールは摂取後2時間程度で排出され、体内に蓄積されないので少しずつこまめに摂りいれる必要があります。
7月~8月に旬を迎える「デラウェア」にはポリフェノールが多く含まれている他にも、夏バテした体の疲れを回復する効果もあるので、食欲がない日に食べるのもおすすめです。
紫外線に対する皮膚の抵抗力を高め、肌の新陳代謝を活発にする働きがあります。
7月~10月に旬を迎える「マイワシ」は、アンチエイジング効果が特に期待でき、肌だけでなく育毛にも効果が期待できます。
紫外線は頭皮もダメージを受けているので、ヘアケアをしたい方には、特におすすめです。
ビタミンAには、紫外線のダメージの修復に有効な栄養素で、さらには目の健康維持にも関わってきます。
5月~8月が旬の「しそ」には、ビタミンAが豊富に含まれる他にも、血行促進効果があるので、冷房による肩こりの改善にもおすすめです。
体の中に摂りいれることで、紫外線の吸収を促してしまう食材があります。紫外線を浴びることがない時間帯では全く問題がないので、紫外線の強い期間は食べる時間に注意が必要です。
グレープフルーツ、オレンジ、レモン、アセロラ、みかん、いちじく
きゅうり、パセリ、セロリ、三つ葉、シソ、春菊 など
ソラレンとは紫外線を吸収しやすく、メラニンの生成を活性化させる作用で赤みやシミ、色素沈着などの原因になる、柑橘類や一部の野菜などに含まれている光毒性のある成分です。
レモンやグレープフルーツなどの柑橘類には美肌にいいとされるビタミンCなどが豊富にあり、日焼けのシーズンにこそ食べたいフルーツですが、ソラレンは体内に入って2時間前後で体に吸収され活発化し、その後7時間程度体内に留まるので、紫外線の強い季節は、外出する予定がある日の朝食などでは控え、夕食時や食後のデザートなどで食べるようにしましょう。
日々の生活の中では十分に気を付けていても、全ての紫外線を防ぐことはできません。
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