







TOP > beautyletter > 実はスーパーフード!かぼちゃの種に注目
天気が悪い日が続き、気温も下がりやすくなっていますね。
ぱらぱらとした雨が降ったり止んだりを繰り返しながら、少しずつ気温が下がり、冬に向かっていくこの時期を、七十二候で「霎時施(こさめときどきふる)」と呼びます。
晩秋特有の雨が降り出したと思ったらすぐに青空になるという現象は、大陸から冷たい空気が流れ込み、それが日本近海で温められて小さな雲がいくつも発生することによって起こります。
さて、この時期に年々盛り上がりを見せている人気のイベントと言えば「ハロウィン」ですよね。
最近では、日本でも家族や友達同士で仮装を楽しむ人が増えていますが、ハロウィンと言えば中身をくり抜いたかぼちゃに電球を入れて楽しむジャック・オ・ランタンはハロウィンの定番アイテムです。
ハロウィンで使われるかぼちゃは食用ではありませんが、普段私たちが口にしているかぼちゃは、栄養たっぷりな万能野菜です。
しかし、かぼちゃの種まで食べているという方はほとんどいませんよね。そんな普段捨てられることが多いかぼちゃの種も、洗って乾燥させれば美容にも健康にも良いスーパーフードとして食べることができるのです。
スーパーフードと言えば、有名なのは「チアシード」や「アサイー」です。
チアシードはダイエットや便秘解消、アサイーには老化防止や美肌効果が期待できますが、一方かぼちゃの種は体内に入り込んだ虫を排出したり、低血圧を防ぐ効果があるとして漢方にも活用されています。
そんなかぼちゃの種には、普段の生活で不足しがちなカリウム・マグネシウム・鉄などのミネラルが豊富に含まれています。そのため女性に多い貧血の予防や疲労回復・体力強化に役立ちます。
また、血中のコレステロール値を下げる働きをするオレイン酸・リノール酸といった不飽和脂肪酸が多く含まれているので、生活習慣病予防にも効果を発揮します。
さらに、かぼちゃの種に含有されているリグナン類は、女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをするポリフェノールの一種です。
そのため、エストロゲンの減少に伴う体調不良や更年期障害の症状を和らげる効果も期待できます。女性の閉経前後に増える骨粗しょう症は、エストロゲンの急激な減少によって骨の密度が低下することが原因のひとつと言われていますが、かぼちゃの種でエストロゲンの減少を補うことで、骨粗しょう症予防にも繋がります。
かぼちゃの種をよく洗い、キッチンペーパーでしっかりと水気を取ります。
お皿の上に種が重ならないように並べ、600Wで2~3分温めて水分を飛ばします。
その後、フライパンに油をひき、かぼちゃの種を焼き色が付くまで炒めます。
そのまま食べることもできますが、お好みで塩や砂糖をまぶしていただくのもおすすめです。
ローストしたかぼちゃの種を袋の中に入れ、綿棒などでたたいて粉々にします。
多少粗くても、食感が違いを楽しめるので大丈夫です。
砕いたかぼちゃの種をサラダの仕上げにトッピングとして振りかけます。
野菜に含まれるビタミン類の抗酸化作用によって、より生活習慣病予防効果がアップします。
香ばしい風味が増して、食感や味のアクセントにもなりますよ。
食パンにチーズをのせ、その上に素焼きにしたかぼちゃの種を散らします。
チーズなどの乳製品を加えることで、カルシウムを同時に摂取することができてさらに骨粗しょう症予防効果が高まります。
程よい色味が付いたら、はちみつを全体にかけて完成です。
これから旬を迎えるかぼちゃは、食べる機会が自然と増えてくるかと思いますが、その際は種まで美味しく食べていただけると、健康維持に役立っていきます。
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