







TOP > beautyletter > 冬は体を温めるお酒を選んで肌トラブルのない年末を
11月も下旬に入り、乾燥注意報を天気予報でも見かけるようになりましたね。
そんな乾燥が進む今の時期を七十二候は11月22日から虹蔵不見( にじかくれてみえず)と呼んでいます。
虹が現われる条件は「雨」と「太陽の光」ですが、太陽光が弱まり空気が乾燥するこの時期には条件がそろうことがまれで、虹ができることが少なく、虹ができた場合もうっすらと弱々しくすぐに消えていきます。
見かけるのが珍しい「冬の虹」は季語にもなっていて、夏の虹と比べて少し寂しいような趣がありますね。
そんな寂しさを吹き飛ばすような話題と言えば先週解禁された「ボジョレー・ヌーヴォー」です。
毎年ボジョレーの解禁を楽しみにされている方も多いかと思いますが、今年は「珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれる」と高い評価のようです。
ワインに限らず年末に向けて飲み会が増えてくるとアルコールによって起きる「肌トラブル」に細心の注意を払っている方も多いのではないでしょうか?
実は冬は体を温めるお酒の種類を選ぶことで肌トラブルを予防して、美容に嬉しい効果を得られるのを知っていますか?
「お酒を飲むと体がポカポカする」といったことから、全てのお酒は体を温めるものと思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかしアルコールが分解される肝臓の作用により血管が広がり、通常より血行が良くなるため温かく感じるのですが、分解が進むと血管は元に戻るので、その温かさは一時的なことにすぎません。
一方、体を温める作用のあるものが原料となっているお酒が体内に入ると血行が促進された体を相乗効果でさらに温め、冷やす作用のあるものを原料にしている場合は体を冷やしてしまうと言われています。
・日本酒、米焼酎、芋焼酎、紹興酒
原料の米やもち米、麹が体を温めてくれます。日本酒は製造工程で含まれる「アデノシン」に血管収縮を妨げる効果があるため、飲酒後も血行がいい状態が続き温かさをキープできます。
・梅酒、杏酒、チェリー酒
体を冷やしやすい果物の中でも梅や杏、さくらんぼは体を温めます。
・赤ワイン
赤ワインに含まれるポリフェノールの血液サラサラ効果によって血行がよくなり温まります。
・ビール、ウィスキー、麦焼酎、ハイボール
原料の大麦や麦には体を冷やす作用があり、ビールやハイボールは冷やして飲むことが一般的なので、体を冷やしてしまいます。
体を動かすことで体の熱を作りだしている「筋肉」。女性は男性に比べて筋肉量が少なく体が作りだす熱量が少ないので、もともと温まらない上に冷えやすいので、こういった体を温めるお酒を上手に利用することも大切です。
血行が悪くなると老廃物が滞って肌が荒れ、くすみなどの肌トラブルを起こしやすくなります。また、皮膚の細胞に必要な栄養を体中に運ぶ血流が悪くなると肌に栄養がいきわたらず乾燥を招き、シミやシワの原因となるので、肌トラブルを起こさないためにも体を温めるのは大切なことだと言えます。
体が温まると血液やリンパの流れが良くなり、老廃物や水分の滞りが改善され、体のむくみが取れやすくなります。また、体が温まれば脂肪を燃焼する代謝がアップするので、食べ過ぎる今の時期でも太りにくくなります。
腸が冷えると免疫力が低下するため花粉症やアトピーの症状が悪化したり、風邪やインフルエンザに感染しやすくなったりします。
体を冷やさずお酒を楽しむためには「3つの点」に注意が必要です。
暖かい部屋で飲むキーンと冷えたビールや冷たい白ワインは寒い季節でもとても美味しく感じますが、「体の冷え」の面から考えると避けたいもの。これからの季節にピッタリな「定番ホットワイン」や「熱燗」を意識して飲むようにしましょう。
お酒に合うからといって、体を冷やすようなおつまみを選んではせっかくの効果が得られなくなります。おすすめのおつまみは
・ぬか漬け
・チーズ
・ナッツ類
・レーズン
などは体を温める効果があるので、一緒に食べるおつまみとして最適です。
いくら体を温めるとは言え、アルコールの過剰摂取は体に悪い影響を与えてしまいます。1日の適切な量は女性であればアルコールは20gと言われていて
・赤ワイン…グラス2杯弱
・日本酒…1合
が適正だと言われています。
いかがでしょうか?
これからお酒を飲む機会が増える方は、少しでも肌トラブルをなくすためにも飲むお酒の種類も意識するとより体に良い効果を得ることができます。
また、「体の冷え」が気になるあなたには、当サロンの『アジアンブリス』をおすすめします。
体質に合わせたハーバルオイルトリートメントはコリやムクミを緩和しながら体内の老廃物を排出しやすくします。また、当日のご体調に合わせてエネルギーポイントに陽気を補うことにより生体バランスを整え女性特有の冷えや慢性疲労を改善していきます。ストレス、肩こり、腰痛、不定愁訴、疲労、倦怠感などにも効果が期待できる東洋叡智の結晶ともいうべきケアをぜひご利用ください。