セレブのダイエット食にも！旬のマグロが持つ驚きの美容効果

12月1日から24日のクリスマスイブに向けて、毎日1つずつあけていく「アドベントカレンダー」もいよいよ7つを残すのみとなりました。

アドベントは「クリスマス準備期間」のこと。

楽しみなクリスマスパーティーの準備は進んでいますか？

七十二候は本日12月17日から21日まで「鮭魚群 さけのうおむらがる」の時期に入ります。生まれた川を離れて広い海で回遊していた鮭が、産卵のために3～4年ぶりに生まれた川に戻ってくる時期となりました。

日本で一般的に鮭と呼ばれるのは白鮭という種類の鮭ですが、母川を遡上するために東北や北海道の沿岸に集まってくる産卵直前の鮭は脂がのり、雌の鮭にはもちろん魚卵もたっぷり！

「秋鮭」とも呼ばれる美味しい旬の鮭は「鮭魚群」より前、秋に獲れるこうした産卵前の鮭のことを言います。以前このコラムでも取り上げましたが、鮭の赤色身に含まれるアスタキサンチンは抗酸化作用の高い栄養素で、アンチエイジングに欠かせない食材です。

一方、まさに今、旬を迎える魚と言えば、日本近海で漁獲される「クロマグロ」（一般的には本マグロと呼ばれます）でしょう。成魚になると体長250cm、体重300㎏、大きいものでは400㎏を超えるものも見られる大型海水魚のクロマグロは、赤身からトロまで様々な味で、余すところなく楽しむことができます。

特にマグロの中でも最高級品のクロマグロは漁獲量が年々減少しているため「海のダイヤモンド」と呼ばれるほど希少価値のある高級食材となっています。東京豊洲市場が開場して初めて迎えた今年の初セリでは、お祝いムードも高まり、青森県大間産278㎏のクロマグロに史上最高値となる3億3360万円の値がついたことをご記憶の方もいらっしゃるでしょう。

1㎏120万円、1人分（5切れ～6切れ）100ｇにすると12万円！「海のダイヤ」が素晴らしいのは味だけではありません。クロマグロを含むマグロには海外のセレブ達も注目する驚きの美容効果があるのです。

 

マグロについて

 

日本の食卓にはなくてはならない「マグロ」ですが、私たちが食べているマグロのほとんどは以下の5種類に当てはまります。

 

✓クロマグロ/本マグロ（世界全体の消費量に占める日本の消費量　約72％）

マグロの中でも最高級とされています。大西洋、地中海、日本近海で漁獲されます。

 

✓ミナミマグロ/インドマグロ（日本の消費量　約98％）

引き締まった身質にコクがある味わいはクロマグロに並ぶ高品質とされています。南半球の低水温の海域で獲れます

 

✓メバチマグロ（日本の消費量　約32％）

大きな目がバッチリとしていることから「目鉢(めばち)」と呼ばれるマグロは生産量が最も多いマグロです。あっさりとした脂、柔らかい身質で多くは刺身で食べられます。漁場は赤道を挟んで南北の緯度約35度に渡る広い範囲となります。

 

✓キハダマグロ（日本の消費量　約9％）

肌が黄色いことから「黄肌(きはだ)」と呼ばれるマグロは、赤味のあっさりした味わいが関西圏で好まれるマグロです。硬めの身質で刺身にしやすく色変わりも遅いので量販店でもよく利用されるほか、ツナ缶としても食べられます。漁場はメバチマグロとほぼ同じです。

 

✓ビンナガ（日本の消費量　約26％）

長い刀状の胸ヒレを「鬢」に例えて、「鬢長（びんなが）」と呼ばれるマグロは世界中の海で大回遊する小型のマグロです。身質が柔らかく安価なためツナ缶の原料としても広く使われます。

 

マグロの美容効果

 

マグロには美容効果の高い栄養素が豊富に含まれています。部位ごとに含まれる栄養素が異なります。

 

〇赤身（アンチエイジング　美肌）

マグロ赤身100ｇに含まれるたんぱく質26.4ｇ、125kcal

鶏肉ささみ100ｇに含まれるたんぱく質23.0ｇ、105kcal

たんぱく質が摂れるヘルシー食材としてダイエットには欠かせない「ささみ」と並ぶ程、マグロの赤身には良質なたんぱく質が豊富に含まれています。体内のあらゆる細胞をつくるタンパク質を豊富に摂ることで肌や髪が美しく保たれます。同時に赤身に含まれるセレンの強力な抗酸化作用がアンチエイジングを促し、ビタミン「ピリドキシン」は皮脂を抑え肌の代謝を促します。

〇血合い（アンチエイジング　ダイエット）　

血合いには血行を改善するビタミンEが含まれ美肌作りに役立つほか、赤身に含まれるセレンと一緒になることで老化の元となる有害物質「過酸化脂質」を分解し、ダイエットにも高価を発揮します。血合いに含まれる鉄分は吸収されやすく血液中に健康的なヘモグロビンが多く作られることから、くすみやクマが改善されます。

 

〇トロ/脂身（アンチエイジング　冷えの解消　ダイエット）

肌の生まれ変わりを促進するビタミンA、心のバランスを保つ幸せホルモンセロトニンを調節するビタミンD、強力な抗酸化作用を持つビタミンEが赤身よりもトロに多く含まれています。また、EPAの作用により血流が促進されると冷えの解消の他、肌荒れや髪のパサつきも解消されます。EPAやDHAには中性脂肪を減らす効果が認められています。

 

マグロの効果的な食べ方

 

海外セレブの間で大流行した「Mediterranean Diet（地中海ダイエット）」がアメリカの雑誌「U.S News & World Report 」で2019年のベストダイエット第1位に選ばれました。地中海ダイエットは、ギリシャなど地中海沿岸地域に暮らす人々の伝統的な食事の特徴を採り入れた食生活で、オリーブ油をたくさん捕りながら、野菜や果物、ナッツ類を摂取、肉類を控えめにして魚を適度に摂取し食事と一緒に適量のワインを飲むというものです。

 

ここで多くのセレブ達に愛用される魚が美容効果の高い「マグロ」なのです。
今回はクリスマスパーティーにもピッタリなマグロとオリーブオイルを使った一皿をご紹介しましょう。

 

＜マグロのカルパッチョ2～3人分＞

・オリーブオイル　大さじ2

・しょう油　大さじ１と1/2

・酢　大さじ１と1/2

・砂糖　小さじ1

・みじん切りにんにく　1かけ分

以上を混ぜ合わせて、皿に並べたマグロの上にかける。

カイワレやベビーリーフをお好みでトッピングし、黒こしょうを適量振って完成

 

 

厳しい寒さに頭皮の冷えや髪の乾燥が気になるあなたに、バリの頭皮マッサージ「バリ式スカルプケア」をご紹介します。インドネシア・バリ島で古代より現在まで行われているスカルプケアは頭皮に留まらず、肩や背中もしっかりと揉みほぐしていきます。マッサージによって血行が促されると充分な栄養が髪へ補給され、気になるダメージヘアや白髪の他、肩こりや精疲労の解消にも効果が期待できます。師走の忙しさの中にふと感じるお肌の違和感など、エイジングや美容についての小さなお悩みにもサロンスタッフが丁寧にお答えします。どうぞお気軽にご相談ください。