ストレスも解消！不眠の悩みには旬の「カツオ」が効果的

新しい時代が始まって2週間、「令和」の響きも少しずつ馴染んできたように感じませんか？
七十二候は明日15日から20日までが、筍（たけのこ）が生えてくる時期を表した「竹笋生（たけのこしょうず）」となります。
一般的に「たけのこ」としてスーパーなどで広く売られているのは孟宗竹（モウソウチク）で竹笋生より少し前、3月から4月に旬を迎えました。
丁度今頃旬を迎える筍は、東北や北海道など北日本が主な産地の姫竹（ヒメタケ）や根曲がり竹（ネマガリタケ）です。
太さが1cmから2cm程度の小型で細い竹で歯ざわりがとてもいいため、お味噌汁の具やてんぷらにしても美味しく頂けます。
さて長期連休が終わって1週間が過ぎ、日本が日常生活を取り戻そうとしている丁度この時期、アメリカの学校では卒業式や修了式、学年末を迎え日本より一足早く夏休みに入ります。
地域や州によっても多少ばらつきがありますが新しい学年が始まる9月頭まで、3か月にも及ぶ夏休みに日本のような宿題や自由研究はありません。
子ども達は、絵を描いたり、読書をしたり、泳いだりといった思い思いの活動ができるように様々なアクティビティが準備されたサマースクールやサマーキャンプに参加して楽しく過ごします。
長期の夏休みに入るアメリカの子ども達を「うらやましく」感じてしまったあなた、少しお疲れではありませんか？
今頃の季節に多くなる「ストレス」を解消するためには、健康的な食事と質の高い睡眠が重要です。質の高い睡眠を得るために大切な栄養素が、今が旬の「カツオ」に豊富に含まれていることをご存知でしょうか？

「睡眠」に必要な栄養素とは

仕事や家事に追わる忙しい毎日、責任のある立場からくる重圧。やらなければいけないことを目の前にしてイライラしたり、不安になったりということはありませんか？

「ストレス」の解消にはバランスのとれた食事と十分な睡眠が大切ですがストレスが不眠の原因になるという悪循環が起きてしまいます。睡眠時間が6時間を下回るとモチベーションが下がり作業効率が低下することに加え、睡眠不足は成人病の他、肌荒れや肥満のリスクも高めます。質の高い睡眠のためには以下のような成分を摂り入れることが必要です。

 

・睡眠ホルモンを作り出す「トリプトファン」「ビタミンB6」

「トリプトファン」はたんぱく質を構成する必須アミノ酸のひとつで、体内に入ると、しあわせホルモンとも呼ばれ感情を安定させる脳内ホルモン「セロトニン」を合成します。

「セロトニン」は夜になると生体リズムを整える睡眠ホルモン「メラトニン」へと変化します。セロトニンを効率よく合成するためにビタミンB6と鉄分が必要とされます。

・睡眠の質を向上する「グリシン」

「深部体温」とは私たちの体の内部の温度を言います。

この「深部体温」が下がると自分でも気づかないうちに眠っていたというように、心地いい自然な眠りにつくことができます。

グリシンには深部体温を下げる働きに加え、体内時計に作用して生体リズムを整える作用があり不眠に効果的な成分の一つとされますが、年齢とともに体内での合成が低下することがわかっています。

・心を落ち着かせる「DHA・EPA」

DHA（ドコサヘキサエン酸）とEPA（エイコサペンタエン酸）は血液サラサラ効果やアレルギー軽減効果で知られていますが、実はうつ病の予防や改善などメンタルサポート効果も認められる栄養素です。

不眠には「カツオ」！その理由とは

生後１年では体長16cmほどの小さな魚ですが、成魚になるとおよそ1ｍ前後の大型になるがカツオの特徴のひとつです。

温帯から熱帯にかけての暖かい海域を回遊するカツオにはいわゆる旬が春と秋の2回あり、春に獲れる北上するカツオは「初ガツオ」、秋に獲れる南下するカツオは「戻りガツオ」とよばれます。

脂肪分が少なくあっさりとしている今が旬の「初ガツオ」に比べて、秋が旬の「戻りガツオ」は身の色もより深い赤となり、脂がよく乗って濃厚な味わいです。

カツオには

・ビタミンA、B群、D
・良質なタンパク質
・DHA、EPA
・鉄分（吸収率の高いヘム鉄）　
・タウリン
・豊富なアミノ酸

などの栄養素が含まれています。お気づきでしょうか？上記にあげた睡眠に必要な栄養素が全てカバーされているのです。

睡眠に特に重要とされるアミノ酸「トリプトファン」を一回の食事で摂りいれられるおおよその量を見てみると、

カツオ256mg
マグロの赤身256mg
肉の赤身208mg
チーズ145mg
ヨーグルト86mg
牛乳76mg
卵86mg

とトリプトファンを多く含むとされる食品の中でもその含有量の多さが目立ちます。
旬の食材はさらに栄養価が高くなります。カツオは質の高い睡眠でストレスを解消するためにも是非活用したいおすすめの食材です。

さらに効果を高める付け合せ

脂肪分が少なくさっぱりと頂ける「初ガツオ」は、豊富な栄養素を壊すことなく手軽に美味しく食べられる「かつおのたたき」がおすすめです。一緒にそえる薬味としては

・ねぎ
・みょうが
・大葉
・しょうが
・にんにく

などが一般的ですが、そこに加えて頂きたいのがブロッコリースプラウトとカイワレ大根です。

〇ブロッコリースプラウト

ブロッコリースプラウトに含まれる今注目の成分「GABA」は、脳内の血流を促して脳内に十分な酸素を行き渡らせ、脳細胞の代謝機能を活発にします。緊張や興奮を抑えリラックス効果があるためストレス解消や不眠にも効果が期待できます。

〇カイワレ大根

睡眠に必要な「メラトニン」が実はカイワレ大根にも含まれています。メラトニンにはアンチエイジングには必須の抗酸化作用があることも知られています。

今が旬のカツオを食べるときは、ブロッコリースプラウトとカイワレ大根を用意するなど、ぜひ薬味にもこだわって食べてくださいね。

また、ストレスや睡眠不足から神経が高ぶってくると体の力を抜くことができず、表情も硬くなってしまいます。

そんな時にサロンからお薦めしたいのはプロの手とカッサによるマッサージ「楊貴妃整肌ケア」です。リュイ（緑玉石）とコクシ（黒水牛の角）を使った中国古来の美容整顔法、スイナボディトリートメントで肩や背中の気の流れを調整。顔の深部のこりをほぐしながら、神経疲労による表情ジワをやわらげていきます。くすみ、くま、こり、むくみ、眼精疲労にも効果的な「楊貴妃整肌ケア」。気になる症状がある方はぜひご利用ください。