TOP > beautyletter > さくらんぼでお肌の五月病対策をして美肌に!
連休が明けて日常が戻ってきましたね。
七十二候では暖かくなってミミズが外に出てくる頃という意味で、5月10日~15日のこの時季を蚯蚓出(みみずいずる)と呼んでいます。
その姿から嫌がられてしまうミミズですが、畑や園芸畑にとっては土壌改良になくてはならない益虫なのをご存知でしょうか?
ミミズが土の中で穴を掘りながら移動するとあちこちに空気が運ばれ、微生物の活動が活性化され土の状態がよくなるのです。
またミミズの排泄物は微生物にも土壌にとっても有効な養分です。
よく肥えた畑からとれる季節の野菜や果物は美味しいだけではなく栄養分も豊富で、私たちの体にとても効果的です。
また、養分をたっぷり含んだ農園で作られる今が旬の「さくらんぼ」は、この時期に心配な「お肌の五月病」対策に効果が高いと言われています。「さくらんぼ」で手軽に美味しく美肌を守りましょう。
皆さんご存知のように、春から始まった新しい環境や人減関係にも慣れ始めてきた5月頃は、緊張感から少しずつ解放され、心や体の疲れが出やすい季節です。
精神的ストレスを抱えていると自律神経に乱れが生じ、体調のバランスが崩れ血行不良が起こります。血行不良は肌の潤い不足を招き、肌のバリア機能を低下させます。バリア機能が低下している状態の肌を
・真夏並みに増加する紫外線量
・空気の乾燥
・気温の上昇
などの「季節的環境要因」が直撃することで肌荒れ、肌の不調、いわゆる「お肌の五月病」が起こってしまうのです。
肌のキメが荒くなり透明感が感じられない、シワやクスミが目立ってきたなど、この季節のお肌の不調は「お肌の五月病」かもしれません。
まずは精神的リラックスを心がけること、優しいクレンジングで清潔な肌を保ち、保湿や紫外線対策をしっか取り入れることが大切ですが、体の内側からは旬を迎えるさくらんぼでの対策がおすすめです。
果物はほとんどが中医学(陰陽五行)では寒性と涼性に分類され、体を冷やすものが多いのですが、さくらんぼは果物には珍しい温性です。
気温が高くなる時期は通勤電車やオフィスのエアコンで冷え過ぎてしまい、冷えがストレスを長引かせることがあります。
さくらんぼはショウガやねぎ、ニンニクと同じように体を温めてさらにはその甘みが体内の気を高めてくれるので、疲れやストレスを和らげ心の五月病にも効果が期待できます。
またさくらんぼの薬膳的作用には
◎体にたまった余分な水分を取り除く
◎胃を温めて消化器系を整えることで食欲不振や疲れやすさを改善する
◎皮膚を潤す、顔色を明るくする
体の余分な水分が取り除かれるのと同時に、乾燥している部分には潤いが与えられるバランスの良いさくらんぼの薬膳的作用は体の内側からお肌の五月病に働きかけ、荒れた肌を整えていくとされます。
さくらんぼに含まれる代表的な栄養素を他の果物と比較してみると、さくらんぼの栄養価の高さが分かります。
例えば疲労回復に効果があるアスパラギン酸は多く含まれていると言われるりんごと比べると、約10倍の270㎎(さくらんぼ10粒あたり)含まれていたり、女性に不足しがちな鉄分が100g中0.3gと、フルーツの中では5番目に多いとされています。
また、むくみの改善に期待ができるカリウムも多く含まれと言われるバナナ、キウイフルーツと同じほどの量が含まれているなど、他のフルーツと比べても優れているのが分かります。
栄養がたっぷり詰まった新鮮なさくらんぼは、粒の表面が滑らかで傷が無く、色が鮮やかで、軸が青々としています。
さっと洗うだけで手軽に食べられるので、体にも美容にも有能ですが、5月から7月と旬が短く期間限定の果物です。水洗いして水気をとったらフリーザーバッグなどで冷凍保存して下さい。
解凍せずそのまま食べるとシャーベットのように美味しいデザートになります。
また、さくらんぼと言えば佐藤錦は甘味が強く高級品として人気ですが、さらに希少価値が高く超高級品として扱われている月山錦(がっさんにしき)をご存知でしょうか?
月山錦は実が黄色く、甘みが強い上に1粒がかなり大きいので贈答品としても人気です。なかなか市場に出回らない品種なので、もし青果店などで見かけたらぜひ注目してみてくださいね。
さくらんぼの主成分はブドウ糖などの糖質で体内にすぐに吸収されエネルギー源となります。ブドウ糖と同時に乳酸を分解するアスパラギン酸、リンゴ酸、クエン酸などの有機酸がとれることから代謝が高まり、血行をよくし疲労を回復します。
体の消化酵素が出にくい夕食後のデザートにするとエネルギーは体脂肪に変わりやすく、内臓にも負担がかかります。
疲労の元をすっきりと取り去り、食べてすぐにエネルギーに変わるさくらんぼは、1日の始まりにピッタリのフルーツです。
カフェインによって鉄分の吸収が妨げられると貧血や立ちくらみ、爪が割れやすくなります。コーヒーをたくさん飲む人にさくらんぼは効果的です。
鉄分が不足しがちな生理前後にもおすすめです。
さくらんぼに含まれるカロテンは疲れ目を解消します。
目の疲れを感じたらさくらんぼで一休み。目ぢからアップも期待できます。
日本では日本で生産されたものを「さくらんぼ」、輸入されたものを「アメリカンチェリー」と呼ぶことが定着してします。
さくらんぼとアメリカンチェリーは同じ実桜の果実ですが含まれる栄養素が違い、アメリカンチェリーに特に多く含まれるのが抗酸化作用の高いポリフェノール類アントシアニンです。
たるみやクスミが気になる場合にはアンチエイジング効果が期待できるアメリカンチェリーがおすすめです。
当サロンでは内的要因、外的要因のどちらにも負けない肌の土台作りのお手伝いをしております。
心地いいプロのハンドテクニックで血行を促進し、肌のリラックスを促すアンチストレスはこの季節のストレスと気になるお肌のくすみを一緒に除去する効果があります。
気になる症状がある方はぜひご利用ください。