







TOP > beautyletter > 「菌活」で花粉症を緩和しながら美肌づくり
公園や庭の木々にも新芽が膨らんで本格的な春の訪れを感じます。七十二候は桃の花が咲き始める3月10日~14日頃を表した「桃始笑 ももはじめてさく」に入りました。
「笑う」という言葉には「つぼみが開く」という意味があります。
2月上旬から3月中旬ごろにかけて見頃を迎える梅の花。
3月下旬から5月上旬にかけて北上する桜前線。桃の花は、梅の花と桜の花の見頃を邪魔しないかのように桜の花には少し早い丁度今頃から4月上旬にかけて満開になります。梅、桃、桜は共に「バラ科」の木であるため一見よく似ていますが、梅の花は花びらが丸く、桃はとがった花びらで、桜は花びらの先が割れています。
春は桜が取り上げられることが多いのですが、淡いピンクから濃い紅色まで様々な色で楽しませてくれる桃の開花も待ち遠しい季節です。
さて今日3月12日は語呂合わせから「財布(3さ)(1い)(2ふ)の日」。「春財布」は縁起がいいと言われているのをご存知でしょうか?「春財布=張る財布」は、たくさんのお金でパンパンに「張った」財布を意味し、この時期に新しくした財布を使うと金運が向上するとされています。
入学、進級、入社など新生活がスタートする季節、生活の節目に合わせて新しい財布を手に入れる絶好のタイミングなのかもしれません。花が咲き、新しい生活が始まる嬉しい春ですが、春の悩みと言えば「花粉」でしょう。
この春、花粉症などのアレルギー症状を抑えると同時に美肌やダイエットにも効果があるという「菌活」にチャレンジしてみませんか?
私たちの腸内には「腸内細菌」と呼ばれる細菌が約3万種類以上いて、重さにすると1Kgから2Kgにもなると言われています。
腸内に棲んでいる驚くほどの腸内細菌は以下のような種類に分けられます。
感染から体を守る、消化吸収を促す、便通を改善する、健康を維持する、老化防止に役立つ
腸内の腐敗を進める、ガスを発生させる、健康を害する、老化を進める、発がん性物質を発生させる
善玉菌か悪玉菌、どちらか多い方に加勢するように働くというように3種類に分けられます。3種類の割合が「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」のバランスを保っていると体は健康な状態にあるとされます。
体調不良や生活の乱れから悪玉菌の割合が多くなってしまうと日和見菌が悪玉菌に加勢し、悪玉菌の働きが抑えられなくなり体に様々な悪影響が出始めるのです。
そこで健康な体作りに役立つ「菌」を、食事を通して積極的に体内に取り入れる「菌活」が注目されています。
遺伝子解析が発達したことで腸内細菌が腸内に留まらず私たちの体や心にとって大切な働きをすることがわかってきました。「菌活」で積極的に菌を取り入れることでも様々なメリットがあげられます。
花粉症などアレルギー症状は外部から侵入してくる異物に対して体が過剰に反応することが原因です。菌活で免疫システムが整うとアレルギー反応が軽くなってきます。「花粉症の予防に乳酸菌」と言われるのは「菌活」の1つと言えます。
免疫細胞の70%は腸にあります。「菌活」で腸内環境が整うと免疫力がアップして細菌やウィルスに感染しにくいだけでなく、疲れにくく、アレルギーの発症しにくい健康な体を実感できると言われています。
「菌活」で腸内環境が整うと便秘が解消されます。便秘によって体内にたまっていた有毒物質やガスが体外へ排出されるため、肌荒れや吹き出物などの肌トラブルを解消できます。また、腸内環境が整い内臓の動きが活発になると体内の血流がよくなり肌に栄養が行き届くと同時に肌の新陳代謝がよくなることから、美肌効果がさらにアップするのです。
「菌活」で腸内環境が整うと内臓が活発に動き出して基礎代謝が高まります。加えて便通が促されてしっかり排出されるため、ダイエット効果が期待できます。
善玉菌というとヨーグルトなどに含まれる「乳酸菌(悪玉菌の働きを抑えて免疫力を高める)」を思い浮かべる方が多いでしょう。
実は、納豆に含まれる「納豆菌(血液をサラサラにし乳酸菌を増加させる)」、味噌や醤油に含まれる「麹菌(でんぷんをブドウ糖に、たんぱく質をアミノ酸に分解する)」、ワインやパンに含まれる「酵母菌(整腸作用)」など、日本人は「菌」を含む食材を普段からよく食べているので、少し意識するだけで簡単に続けられ効果が高いことも「菌活」が注目される理由の1つです。
「菌活」は健康のための補助的なもので、バランスの取れた食生活や適度な運動、規則正しい生活の中で続けることが大切です。
納豆、みそ、ヨーグルト、チーズ、キムチ、甘酒、鰹節、漬物など毎日の食生活に発酵食品を取り入れることで腸内善玉菌を増やすことができます。
野菜、果物、豆に多く含まれるため、ごぼう、れんこん、大豆、たまねぎ、ニンニク、バナナなどを多くとることがおすすめです。
インスタント食品、ハム、ウィンナーなどの加工食品によって、腸内細菌が減少してしまうことがあります。食べ過ぎには注意が必要です。
春の肌は飛散量が多くなる花粉に加え、気温差や空気の乾燥、紫外線の急増などによって一時的に敏感肌になったり、肌荒れやニキビ、乾燥などトラブルを繰り返したりする「ゆらぎ肌」となっているケースが少なくありません。
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