







TOP > beautyletter > 「遺伝子的肥満」タイプ別ダイエットとおすすめ料理
6月に入りました。七十二候は明後日6日から11日まで、「螳螂生 かまきりしょうず」となります。
カマキリが卵からかえる頃を表していますが、実際には気温が上がってくる4月から5月にかけて孵化するカマキリが多いようです。
水滴のついた割りばしをカマキリの口の近くに持っていくとカマキリが直接水滴に口をつけるのが分かります。カマキリは水をよく飲む昆虫と言われています。
水と言えば、6月の別名は「水無月(みなづき)」。
雨の季節が始まる6月をなぜ「水無月」と呼ぶのか不思議に感じませんか?
実は水無月の無は「の」という意味を持つ連体助詞にあたるため、水無月は「水の月」ということになります。
水無月は陰暦6月のこと。
田に水を引く月であることから水の月とされているようですが、現在の新暦でも梅雨に入る6月はやはり「水の月」と言えますね。
一方、「水無月」と聞いて京都の方が思い浮かべるのは和菓子の「水無月」かもしれません。6月の晦日(みそか、最終日)に行われる「夏越大祓(なごしのおおはらえ)」はこの半年の間に身に積もった罪や穢れをはらい清め、迎える暑い季節を健康に過ごせるようにと願う神事が今に伝わったものです。
6月の最終日に氷のかけらを表した三角形の白外郎に厄除けの赤い小豆をのせた和菓子「水無月」を食べて暑気払いと厄除けをする習慣は京都発祥の行事ですが、「水無月」はこの季節の和菓子として全国で楽しまれています。
さて季節の和菓子も食べてみたいところですが、この時期は夏に向けてのダイエットを始められる方も多くなる季節。
今週は肥満を遺伝子的に考えるダイエットに注目してみました。
今「遺伝子検査」が話題です。簡単な検査によって遺伝子を読み込み、病気や生活習慣病のリスク、能力やライフスタイルの志向など自分自身を深く知ることができるもので、「遺伝子的肥満タイプ」も遺伝子検査から判明します。
・遺伝子的に炭水化物(糖質)の代謝が上手くなく、食べ過ぎと運動不足が続くと太る傾向が強くなる
・ウエストのくびれがなくお腹がポッコリとふくらんでいる。腕や背中にも脂肪がつきやすく二重アゴになる場合もある
・内蔵脂肪がたまりやすいため、外見的には細く見えるケースもある
・糖分の多い主食(ご飯、パンなど)を好み、1日に3食をきちんと食べる
・日本人の34%がリンゴ型とされる
・遺伝子的に脂質の代謝が上手くなく、基礎代謝も低目で皮下脂肪がつきやすい
・下半身(お尻周り、太もも)に脂肪がつきやすく、どっしりとした体型になる
・女性に多く、体の冷えや婦人病に悩まされケースがある
・ご飯やパンなどの主食より肉類や揚げ物などおかずを重視し、ジャンクフードやケーキなどのスイーツを好むケースも多い
・日本人の25%が洋ナシ型とされる
・遺伝子的にたんぱく質を体内で上手く利用的できず、脂肪も筋肉も少なく太りにくい
・基礎代謝が高めで太りにくいが、いったん太り始めると体重が100㎏を超えるということもある
・平熱が高く汗をかきやすいが、心筋梗塞や脳卒中の危険性が高い
・食事量も少なめで、野菜や魚などヘルシーフードを好む傾向が強い
・日本人の16%がバナナ型とされる
その他に「アダム・イヴ型」と呼ばれる遺伝子に影響を受けないタイプや上記の3つのタイプが混合された複合型と呼ばれるタイプがあります。
遺伝子的肥満タイプは遺伝子検査の結果によって判定されますが、それぞれの肥満タイプを知ると自分がどのタイプに近いかが見えてきます。自分の体型や体質に近いタイプのダイエット法を取りいれることがおすすめです。
・糖質の代謝が苦手なリンゴ型には「低糖質ダイエット」が効果的
・食べる順番を工夫して炭水化物や糖質の摂取を少なくする
①食物繊維(野菜、海藻など)②タンパク質(魚、赤身肉、豆腐など)③少量の主食
・甘いお菓子、和菓子などに加えて、糖分の多い飲み物などを取りすぎない様にする
・適度な運動を続ける
⇒今の時期おすすめの料理は「アスパラとツナのサラダ」
・脂質の代謝が苦手な洋ナシ型には「低脂肪ダイエット」が効果的
・脂質分解を助けるビタミンB2(豚レバー・鶏レバーうなぎ・牛乳など)を摂り入れる
・肉、揚げ物などに加えて、ポテトチップスなどのジャンクフード、菓子も減らす
・体が冷えやすいので衣服での調整や湯船につかるなど体を温める工夫をする
・下半身が太りやすいので、歩く、階段を使うなど日常生活で体を動かす工夫をする
⇒今の時期おすすめの料理は「パプリカのマリネ」
・タンパク質の摂取を意識した「高タンパク食」を心がける
・タンパク質を上手く摂りこめるように食べる順番を工夫する
①タンパク質(魚、赤身肉、豆腐など)②食物繊維(野菜、海藻など)③主食
・一般的にバナナ型は太りにくいが、太り始めると極端に太ってしまうので体重や体脂肪を毎日測定して記録する
・高タンパク食を意識しながら全身の筋力を高める運動をする
⇒今の時期おすすめの料理は「枝豆の炊き込みご飯」
リンゴ型肥満のケースでは内臓脂肪がたっぷりとついてウエストサイズは大きくなっていても洋服のスタイリングによっては細く見えることがあります。内臓脂肪は比較的落ちやすい脂肪ですが、生活習慣病や動脈硬化、脳卒中の原因にもなります。
皮下脂肪は落ちにくいため根気よく運動を継続する必要がありますが、ストレスが溜まるとファストフードや揚げ物など脂質の多い食べ物を一気に食べたいという衝動が抑えられなくなるので無理をしないことも大切です。
もともと太りにくいバナナ型ですが、お腹だけがポッコリしているなど体型の一部が気になるケースがあります。
また、いったん脂肪が付いてしまうと筋肉量が少ないため痩せにくいとも言われているので、普段から「太らない」ことを意識するのが大切です。筋トレでバランスのとれた体型をめざしましょう。
いかがでしょうか?
これからダイエットをしたい、痩せたいと考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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