TOPbeautyletter > 「気」の巡りをよくして、春の不安やイライラを解消

「気」の巡りをよくして、春の不安やイライラを解消

3月も下旬となり、七十二候は明日325日から29日まで「桜始開 さくらはじめてひらく」の時期に入ります。

今年は全国的に桜の開花が早く、すでに各地から桜の便りが届いていますが、桜の開花を楽しみにしているのは日本人だけではありません。

アメリカのワシントンD.C.にある ポトマック公園(Potomac Park)では320日から412日までの約3週間「全米桜祭り(National Cherry Blossom Festival)」が開催され世界中から100万人を超える人が訪れます。

満開の桜の下、打ち上げ花火、パレード、桜にちなんだ様々なイベントなどが企画され、街を上げてのビッグイベントとなっています。さらにこのお祭りでは日本文化を紹介する「桜祭りストリート・フェスティバル(Sakura MatsuriJapanese Street Festival)」も開催され、和太鼓や習字、盆栽などが紹介されます。

中でも人気が集まるのは日本食のブース。日本食定番のお寿司に加え和菓子や日本酒などの試食試飲も楽しめるブースです。アメリカでは普段なかなか見ることがないお好み焼きや焼きそばなどいわゆるB級グルメも気軽に味わえることから、毎年日本食ブースを楽しみに桜祭りに足を運ぶ人も多いようです。2000本もの桜を日本がワシントンD.C.に寄贈したことから、日本とワシントンD.C.の友好関係を祝して始まったお祭りですが、桜の美しさに魅了されるのは日本人もアメリカ人も同じようですね。さて、桜が咲く気持ちのいい季節になったはずなのに、なぜか心がスッキリと晴れないということはありませんか?この春に起こった様々な出来事に疲れ気味で、何となくやる気が出ないという方もいらっしゃることでしょう。体を動かすエネルギーになる「気」が滞っている状態かもしれません。

 

あなたの「気滞」を簡単チェック

 

東洋医学は私たちの体を

・「気」生命エネルギーを表す

・「血」全身に栄養と酸素を運ぶ血液

・「水(津液 しんえき)」体液、リンパ液、水分など血液以外の水分

3つの要素で構成されているとしています。

 

3つの構成要素のバランスが崩れると体に様々な不調が現われるとされます。

「気」が滞った状態「気滞」になっていないかをチェックしてみましょう。

 

□ 最近イライラして怒りっぽいと思う

□ ストレスを感じている

□ ため息が何度も出てしまう
□ 笑ったり泣いたり情緒不安定だと思う

□ 胸やわき腹に張りを感じる

□ 便秘と下痢を繰り返している

□ 寝つきが悪い

□ 偏頭痛に悩んでいる


チェックが2つ以上ついた場合は「気滞」の可能性があります。
全てにチェックがついた場合は、すぐにでも解消法をとり入れることをおすすめします。

 

「気滞」の状態とその原因

 

本来「気」は滞ることなく体中をめぐって、私たちを動かすエネルギーとなります。
加えて「気」は心のバランスをコントロールする働きがあるため「気」の流れが安定していると心と体もバランスよく気持ちよく過ごせます。

「気滞」になる最大の原因は精神的ストレスによるものだとされています。また、春先特有の寒暖差、新しい環境への変化は「気」を乱すとされます。春先に不安や心配事が重なった今年は、毎日の生活にストレスを感じることも少なくありません。責任感が強く、几帳面、完璧主義といった頑張る人にこそ「気滞」が多く見られると言われています。

 

「気滞」の状態にあると上記でチェックした不調に加え、自律神経が乱れることから様々な体調不良が現われます。また代謝が下がって痩せにくく、体がむくみやすくなることも「気滞」の特徴と言えます。このままの状態で放置するとさらにストレスに弱くなる他、血流不良や免疫機能の低下を招くことがあるとされます。

 

「気」の巡りを整える3つの方法

 

春先に多い不安感やイライラを解消するためには、体の中に「良い気」を巡らすことが大切です。「よい気」を巡らす3つの方法をご紹介します。

 

①呼吸によるデトックス

最近「ため息」が増えていませんか?ストレスで体の中に悪い気が充満すると、体が悪い気を外へ吐き出そうとして自然とため息が多くなると言われています。逆に言えば、ため息が多いならストレスがたまっている証拠です。心が落ち着かない時は深呼吸を繰り返して悪い気をデトックスしましょう。吐き出す息を意識します。

 

②香りによるリラックス

良い香りをかぐと体がリラックスして「気」の巡りが整うとされます。

イライラを感じた時、1日の終わりにアロマオイルやお茶、入浴剤などお好みの香りでリラックスタイムを作りましょう。シーン別おすすめのアロマは、

・イライラや不安感を軽くしたい-クラリセージ、サンダルウッドなど

・リフレッシュしたい-グレープフルーツ、ベルガモット、ユーカリなど

・リラックスしたい-ラベンダー、ローズ、イランイランなど

 

③酸味や香りのある食べ物

漢方では「気」の乱れにはオレンジ、グレープフルーツなどの酸味のある柑橘類を食べることをすすめています。また、中国の薬膳理論では気滞に香りの強い食材をすすめています。

香味野菜-生姜、ねぎ、ニンニク、せりなど

ハーブ類-ジャスミン、ミント、シソなど

 

 

「気滞」の状態が気になる方には、東洋医学の理論に基づいたトリートメントで「気・血・津液」のバランスや循環を整え、自己回復力を高めていく当サロンの「スイナマッサージ」をおすすめします。オールハンドの心地良さでリラックスして頂きながら、「十二正経」と呼ばれる12本の経絡に沿って滞りをほぐし、気になるコリやむくみを解消、全身の代謝を高めていきます。肩こりの他、むくみや疲労、倦怠感、冷え症などの改善に効果が期待できます。ストレスや不安感がもたらす美容・健康のお悩みについてもサロンスタッフまでお気軽にご相談ください。

pagetop

ご予約・お問い合わせはじめての方 ご予約・お問い合わせ2回目以降の方 求人情報