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冬の目の乾燥をセルフチェック

世間はだんだんバレンタインモードになりつつありますが、大寒と呼ばれる一年で最も冷え込む日がつい先日1月20日に迎えたばかりで、まだまだ寒い日が続いています。

しかし七十二候では今の時期を「款冬華」(ふきのはなさく)と言い、蕗の薹(ふきのとう)がこの時期つぼみを出し、少しずつ春の訪れを感じられるようになります。

香りのよさとさわやかな苦みが特徴的な植物ですが、よく「蕗の薹」と「蕗」は全く見た目が違いけど、名前が似ているから同じ植物なの?と疑問に思われる方も多いですよね。

蕗の薹は、蕗のつぼみの状態で、それが成長すると蕗になります。

なので見た目は似ていなくても種類は同じなんです。そんな春の訪れを感じられる今の季節注意したいのが「乾燥」です。

空気が乾燥すると肌の保湿ケアや髪の毛のケアは念入りに行う方は多いと思いますが、目の乾燥ケアまで行っている方はほとんどいません。しかし、冬の時期目も乾燥をして荒れているのをご存知でしょうか?

 

目の乾燥度をセルフチェック

 

まずは自分の目がどれだけ乾燥しているのか、セルフチェックをしてみましょう。

 

□目がすぐに疲れる


□字がかすんで見えるときがある


□TVやスマホの画面を長時間見るのが辛い


□目がゴロゴロした感じがよくある


□目がずしっと重く感じる


□充血しやすい


□目の奥が熱く感じる


□明るい光が以前よりまぶしく感じる


□目ヤニが出やすい


□悲しくて涙を出そうと思っても涙が出ない

 

10~7個当てはまる方


目が乾燥してドライアイなどの症状が出ている可能性が高いと言えます。


6~3個当てはまる方


目が乾燥して疲れている傾向にあります。今からケアを行って潤いを与えてあげましょう。

 

2個以下


今のところ乾燥している可能性は低いですが、今の状態を保つためにもしっかりとケアを行いましょう。

また、このチェック方法以外にも目を瞬きせずに10秒キープできない方は、かなり乾燥が進んでいると言えます。

 

目の構造をチェック

 

私たちの瞳は常に外気に触れているという訳ではありません。涙が作る3つの層によってよって守られています。

しかし、乾燥をすると涙が蒸発しやすくなり、涙の層のバランスが崩れてしまうのです。
特に目は年齢を重ねるごとに涙を作る機能が低下してしまう上に、冬の乾燥の影響によって症状が悪化してしまうこともあるのです。

特に目の乾燥はシェーグレン症候群という疾患を伴っている可能性があります。

シェーグレン症候群は40代~60代に多く、目の乾燥以外にも口や皮膚の乾燥を引き起こします。

免疫に異常が生じ、自分自身を攻撃してしまうため、涙腺以外にも唾液腺など分泌腺の働きが悪くなってしまう厄介な症状なので、目の乾燥は症状が出る前からケアをする必要があるのです。

 

目の乾燥を改善する方法

 

◎目の周りを温める

 

目の渇きは目の疲れによって引き起こされる要因が多くあります。

特に冬は冷えによって目の周り血行が悪くなりやすく、疲れが蓄積されやすくなります。

そこで有効なのが目の周りを温めることです。温めると血行が改善され、目の乾燥も改善されます。

しかし、目が充血している時は炎症を引き起こしている可能性があるので、温めるのではなく冷やす方が効果的な場合があります。

最近では目元用を温めるケア商品がいろいろ出ていますが、中でも簡単にできるのが電子レンジで出来る「蒸しタオル」です。

蒸しタオルは蒸気で目の水分が与えられる上に、熱伝導率が高いので、温まりやすいのです。

作り方は

 

①フェイスタオルを水道水で濡らし、固く絞る

②タオルをラップで包み、電子レンジで1分加熱する

③やけどに注意しながら手で触れる熱さになったら目に当てて30秒キープする

 

これだけで簡単に目を温めることができます。

また、今の時期であれば使い捨てホッカイロをタオルで包み、目に1分ほど当てるだけでも簡単に温めることが可能です。

 

 

◎ビタミンAを多く摂取する


毎日の栄養バランスが偏ると肌荒れが起きるように、目も乾燥して荒れてしまいます。

目の健康を保つのに特に必要な栄養素はビタミンAで、目の粘膜や新陳代謝を保ち、さらに新しい細胞を作り出すのに必要不可欠です。
ビタミンAが多く含まれている食材は、

・レバー


・しそ


・モロヘイヤ


・人参


・たまご

などがあるので、目の乾燥が気になる方は積極的に摂取をしましょう。

 

◎部屋の明るさを調整する

 

目は明るさにも敏感です。

一般的に暗い部屋は目の疲労を蓄積されると有名ですが、最近ではLED電球などの普及によって、明るすぎる部屋での目の疲れも多くなってきました。

新聞や本を読む際は明るいほうがいいですが、PCやスマホなどを使用する際は少し暗いほうが目は疲れにくくなります。

部屋の明るさの単位、ルクスで表すと

 

・読書の場合…500~1000ルクス(部屋の電気を全て付けた程度の明るさ)

・PCやスマホ…300~500ルクス(部屋の電気を間接照明だけにした程度の明るさ)

 

となります。

つまり、明るい画面を見る場合は読書をする時ちょうどいい明るさの1/3~半分程度の明るさで十分なのです。

手元を明るくする必要がないときは、部屋の電気を半分消すか、間接照明を使って上手く調節をしましょう。

 

また、冬は西日が窓から部屋に差し込んでまぶしく感じる場合は、しっかりとカーテンを閉めて画面を見ることが大切です。

 

◎ツボを刺激する


ツボを刺激することで目の乾燥を改善することも可能です。

特に入浴後など血行がいい状態で行うと、よりいい効果を得られるようになります。

 

・攅竹(さんちく)


眉頭部分にあるツボで、少しくぼんだ部分に親指を当てて、上に引き上げるように刺激してください。

このツボは老眼にも効果があると言われています。

 

・晴明(せいめい)


自然と目が疲れると目頭を押さえる方もいますが、実はそこが晴明という疲れ目に効くツボです。

涙の排出をスムーズにしてくれる効果もある上に緑内障、白内障など目のあらゆる病気にも効果があると言われています。

親指を人差し指を使って目頭の上部分を奥に押し込むのではなく、つまむように優しく刺激します。

 

・太陽(たいよう)


こめかみの目じり寄りの少しくぼんだ部分が太陽というツボです。

このツボは眼科医泣かせと言われるほど目全体に良い効果があると言われていますが、強く押しすぎると気分が悪くなる可能性があるので注意してください。

人差し指と中指を添えるようにし、くるくると円を描くように優しく2~3秒刺激しましょう。

 

当サロンでは乾燥など気候によって起きる体調の変化などのご相談にも対応しております。
気になる症状がある方はぜひご利用ください。

 

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