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セルフケア

美肌ケアにもなるインフルエンザ対策

12月も半分が過ぎ寒さも一層厳しくなってきました。

この時期七十二候では1217日~1221鮭魚群(さけのうおむらがる)にあたります。

川で生まれ海に出た鮭が、産卵のために回遊している広い海を離れて34年ぶりに生まれた川の上流へと戻るのがちょうど今の季節です。

迷うことなく生まれた川へと戻ることができる理由ははっきりとは分かっていませんが、太陽コンパス説、磁気コンパス説、海流説などの中でも、生まれた川の「におい」を頼りに戻るという「嗅覚刷り込み説」が有力とされています。

鮭に備わっている「川のにおいをかぎ分ける」という能力には驚かされますが、家に戻った時、故郷の駅に降りた時、懐かしい学校に立ち寄った時、私たちにもその「におい」によってより鮮明になる感情や記憶がありますよね。

生まれた川に戻った鮭も「懐かしい」と感じているのでしょうか?

さて、いよいよ本格的なインフルエンザ流行のシーズンに突入します。

風邪やインフルエンザ対策には、手洗い、うがい、十分な栄養、休養とともに「湿度管理」が大切です。乾燥の季節には美肌をキープするためのキーワードにもなる「湿度」についてみていきましょう。

 

適正湿度とは?

 

冬になると空気中に含まれる水分量が少なくなることに加え、暖房器具によって室温を上げるために空気の乾燥はさらに進みます。

空気が乾燥すると以下のような健康だけでなく美容面でも悪影響を及ぼします。

 

・風邪やインフルエンザにかかりやすい

口や鼻の粘膜が乾燥することでウィルスが体内に入りやすくなります。また、湿度が40%を下回るとウィルス自体が増加し始めます。

 

・ドライスキン 

空気の乾燥によって肌の水分量が10%以下になると肌荒れやかゆみがあらわれ、シワが深く刻まれるなど肌のエイジングが進行します。

 

・髪のパサつき

髪の水分量が健康な状態とされる11%~13%を下回ると、乾燥による切毛や頭皮の痛み、皮膚がはがれて粉をふいたような状態になるケースもあります。

 

といった様々な影響が出始めます。空気の乾燥は、農作物や美術品、コンピューター、機械などにも悪影響を及ぼすことがあり、対象によって適正湿度も大きく変わってきますが、私たちが日常生活を送る上での冬の適正湿度は「40%~60」、一方夏の適正湿度は「50%~60%」、70%を超えると蒸し暑く感じるなど季節によって違ってきます。

肌の潤いのためには湿度が高ければいいというわけではなく、高すぎる湿度はカビやダニの原因になり、食品や家自体を腐らせることにもつながります。

湿度を上げる「加湿」と、湿度を上げると同時に上がりすぎないように管理し、空間の湿度を一定に保つ「保湿」。冬の湿度管理には「加湿」と「保湿」を上手く使い分けることも必要です。

 

 

「加湿」を上げる方法

 

日本の冬は湿度が20%~40%になるため、適正湿度を保つためには部屋を「加湿」する必要があります。

では、どのような方法があるのでしょうか?

 

◎加湿器を使う

家庭用としてもいろいろな種類が発売している加湿器ですが、一般的に

・スチーム式 (内臓ヒーターで水を温めることにより水蒸気を出す)

・気化式(ファンの風を、水を含んだフィルターに当て水を気化させる)

・超音波式(超音波で水を霧状(ミスト)にして加湿する)

・ハイブリッド式(水を含んだフィルターに、風又は温風をあてることにより加湿)

 

などがあるので、目的に合わせて使用しましょう。

 

◎観葉植物を置く

観葉植物は天然の加湿器と言われるほどで、葉から水分が蒸発することで部屋が加湿されます。また、空気清浄器のような役割も担ってくれます。

 

◎ケトルにお湯をわかし、蓋をあけて置く

加湿器が無い場合は、沸騰させた後のケトルも代用品として使用することができます。

沸騰させると加湿されるスピードが上がり、冷めてくると徐々に加湿されるので、その時の湿度によって沸騰させるなど変えましょう。

 

◎観賞魚、水草などの水槽をおく

アクアリウムなどインテリアとしても人気ですが、室内に水槽があることで適度に部屋の加湿が行われます。

 

◎霧吹きで部屋全体に吹きかける

水にアロマを足せば香りを楽しむこともできます。

 

◎洗濯物を部屋干しする

この時期外には干さず部屋干しで洗濯物を乾かす方もいるかと思いますが、洗濯物が乾く時間をかけてゆっくりと部屋を加湿してくれます。


◎就寝時、枕元に水又はお湯の入ったコップをおく

朝起きた際に喉が痛くなってしまうのも空気の乾燥が影響をしています。コップに水を入れるだけでも効果を実感できます。

 

「湿度」をコントロールする

 

一方で湿度が上がりすぎるとカビが発生し、結露ができやすくなります。湿度をおさえるためには

 

・定期的に換気をし、料理をする時には台所の蒸気が流れてこないように換気扇を回す

・部屋に空気の流れがないと結露ができやすくなりカビの発生につながるので、家具や荷物は壁から離して設置する

・暖房に灯油やガスヒーターを使用すると大量の水蒸気が発生し湿度が上がる

 

などの他、上記の湿度を上げるための項目について注意する必要があります。

 

体内に潤いを与える方法

 

空気中の湿度を管理できたら、今度は体内の潤いにも気を使いましょう。この時期におすすめの食べ物や飲み物を紹介します。

 

◎温めたスポーツドリンク

手軽に水分補給できる「スポーツドリンク」は、体温と同じぐらいに温めて飲む事で体を温めつつ潤いを与えてくれます。

朝起きた時の水分補給におすすめです。

 

◎はちみつ

高い殺菌作用が風邪予防をしてくれるのは有名ですが、喉の粘膜を保護してくれるので、乾燥から守ってくれる働きがあります。

 

いかがでしょうか?

この冬は湿度を上手にコントロールこの冬を快適に過ごしたいですよね。

 

当サロンからも、乾燥の季節に対応する様々なプログラムをご提案しております。プロのハンドマッサージによる海洋療法『タラソテラピー』では、ミネラルをたっぷりと含んだフランス・ブルターニュ産の海藻を使用し、細胞に栄養を補給しながら発汗を促します。老廃物を積極的に除去することで免疫力を高め、ドライスキンの他、肌のくすみ改善にも効果が期待できます。気になる症状がある方はぜひご利用ください。

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