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セルフケア

肌トラブル、体調不良を予防する顔反射区について

梅雨明けが待ち遠しいこの時期、七十二候は712日~17日を「蓮始開 はすはじめてひらく」と言います。

皆さんはこれから美しい花が咲き始める「蓮(はす)」とモネの絵や庭で有名な「睡蓮(すいれん)」を区別することができますか?

どちらも池や沼の底に根を張り、水面に葉や花をつけますがよく見ると違いが分かります。

まずは開花時期の違い。

5月下旬から7月中旬までの睡蓮の見頃と入れ替わる様に7月から8月にかけて、丁度これから見頃を迎えるのが蓮。

また切れ込みが入っている睡蓮の葉は水面に浮き、花もほとんどが水面で咲きますが、蓮は水面に浮いた葉もあれば水面より高い場所に茎が伸び、大きな沼では水面から2mも高いところで葉をつけ花を咲かせるものもあります。

また丸い形をした蓮の葉は撥水性があり水をかけると葉の上で水が丸くなってコロコロと転がります。蓮は仏教では「蓮華(れんげ)」と呼ばれ、極楽浄土を象徴する最上の花。泥の中から出て美しい花を咲かせる蓮は、人生の苦しみや悲しみ「煩悩」を経験してこそ美しい花つまり「悟り」を得ることができると教えてくれるのです。全国的にみると8月に行われる旧盆が主流ですが、「蓮始開」が始まる13日が多摩地区の一部を除く東京、函館、金沢の旧市街地のお盆の入りとなります。お盆には仏壇に蓮の花を飾ったり、蓮の葉の上にお米、なす、キュウリなどを刻んで混ぜた「水の子」を盛り付けたりと蓮の花がよく使われています。さて、花の様に美しい美肌で過ごしたいのに肌荒れが気になっているというあなた、お肌は内臓の状態を映しだす鏡。

その肌荒れは、内臓の疲れを訴える体からのサインかもしれません。

顔にある「反射区」とは?

 

体の器官や内臓につながっている末梢神経が集中した場所は「反射区」と呼ばれます。

反射区にコリ(硬くなっている部分)があったり、黒っぽいくすみが出ているときはその反射区につながる器官や内臓が弱っていると言われています。一方、反射区を刺激して、つながっている器官や内臓を活性化させる反射療法が「リフレクソロジー」です。足裏に集中している反射区を図にしたフットチャート(足裏反射区図)をご存知の方もいらっしゃるでしょう。実はこの反射区、足の甲や手の他様々な神経が集まる「顔」にもあると言われています。

 

吹き出物、シミやシワなどの肌トラブルが出ている場合、トラブルのある箇所に関連する臓器が疲れやストレスなどを抱えて万全の状態ではない可能性があります。例えば口角が切れる、吹き出物ができるという状態であれば「胃腸が弱っている」と考えられます。

フットチャートの様に顔の反射区を図にした「フェイスマップ」を自分の肌に照らし合わせることで、肌トラブルのケアが体調不良のケアに、逆に特定の臓器や器官をケアは肌トラブルをピンポイントで解決するかもしれません。

 

フェイスマップから顔にある「反射区」を知る

 

肌の血流や代謝が滞ると肌を触った時に硬さやコリを感じるようになり、肌乾燥がひどくなったり、シワやシミが気になったりということが起こる可能性があります。

肌トラブルのある箇所に関連する臓器に不調があるかもしれません。毎日のスキンケアの際、指先でしこりや硬さがないか確認しましょう。

 

両手の人差し指に意識を集中して、その2本の指の先で肌をチェック

(皮膚の薄い目の周りは力を入れすぎない様に注意して下さい)
急に現われたシミ、気になりだしたシワをチェック

肌に気になるくすみ、色ムラがないかチェック

 

顔にある主な反射区

 

眉間から髪の生え際までのおでこ

小腸、血管系

 

眉毛の上部

心臓

 

下まぶた、涙袋

腎臓

 

頬骨

 

こめかみ

胆のう

 

 

すい臓

 

ほうれい線あたり

大腸

 

鼻の下、上唇と鼻頭の間

小腸

 

あご

内分泌系、性器

 

指先に肌のコリを感じたら

 

スキンケア中にいつもとは違う肌のコリを発見!こんな時は力を入れずに優しくマッサージをしましょう。肌荒れがある場合は、丁寧に保湿をして下さい。その後、コリや肌荒れがある箇所に関連する臓器や器官に無理をしていないか日常生活を振り返ってみます。

 

✓「ほうれい線が目立ってきた」

大腸の反射区はほうれい線上という程ほうれい線にかぶっています。ほうれい線が目立つという人には「腸活」がおすすめです。

テレビを見ながらほうれい線をマッサージツールで刺激することも腸の活性化に役立ちます。

 

✓「あごの毛穴がざらつく」「あごのニキビが治らない」

あごは内分泌系、性器の反射区とされています。生理前にあご辺りにしつこくできる。

吹き出物も婦人科系機能が敏感になって、負担がかかっているサインです。また女性が大好きなチーズや生クリームなどの乳製品は摂りすぎると生殖器の負担となり、反射区に角栓や吹き出物ができやすくなるとも言われています。

洗顔時、スキンケア時に優しくマッサージすると同時に

 

・大豆イソフラボン、マカ (ホルモンバランスを整える)

・ひじき、わかめなどの海藻類(生殖器の働きを促す)

 

などを積極的に摂ることもおすすめです。

 

✓「最近顔がスッキリしない」「顔が大きくなった?」

悩み事が続くと「胃が痛い」と胃薬を飲むという方もあるでしょう。忙しい仕事や家亊

に追われて胃に負担がかかると、胃の反射区「ほお骨」あたりにコリが溜まりやすくな

ります。顔の中央に位置する頬骨周りにコリが溜まると目立ちやすく、また顔にむくみ

を生じて顔がどんより重くなり、顔が大きく見えてしまうのです。胃を休めるために

 

・香辛料の強い物(唐辛子など)

・甘味の強い物(ケーキなど)

・大量の塩(漬物など)

・酸味の強い物(かんきつ類など)

・嗜好品(酒類、コーヒーなど)

 

は避け、スマホやタブレットから離れてストレスを発散する時間を持つことも必要です。

 

 

私たちの体はここまでは「健康」ここからは「病気」ときっちりと区別されているわけではなく、健康と病気の間には何となく調子が悪い、発病には至らないけれど軽い症状が出ているといった「未病」という状態があると言われます。顔反射区は「未病」の状態を知る1つのメソッドですが、当サロンからは東洋医学ベースの未病ケア「スイナマッサージ」をご紹介します。東洋医学では、身体を構成している「気・血・津液」の3つの要素がバランスよく全身を巡っている状態が健康であるとされます。「スイナマッサージ」では心地いいオールハンドのトリートメントでリラックスして頂きながら「気・血・津液」の循環を調整。こりやむくみの解消と同時に全身の代謝を高め、美しく健やかな状態へと近づいていきます。体調や目的に応じて、4種類のケアからお選び頂けます。美容や健康のご要望など、スタッフにお気軽にご相談ください。

 

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