







TOP > beautyletter > 簡単「骨トレーニング」でシワやたるみを予防
12月に入り令和元年も残すところ1か月となりました。
七十二候は12月2日から6日までの期間、橘の実が黄色に色づき始める頃を表す橘始黄たちばなはじめてきばむとなります。
橘は1年中緑の葉を茂らせる常緑樹。枯れることのない永遠の象徴として古くから宮中や神社に植えられています。
また、お雛様を飾る時に「左近の桜、右近の橘」と口ずさみながら位置を確認することはありませんか?お雛様に向かって右側に飾るのが桜の木、左側に飾るのがこの橘の木です。(お雛様から見ると左右が逆になります)橘の木には直径3cm程のミカンのような果実がなります。この実は酸味が強く食用はされませんが、古くから「橘」という言葉は食用柑橘類の総称としても使われてきました。
橘始黄は、ミカンやいよかん、デコポンなど柑橘類が益々美味しくなる季節の始まりも知らせてくれます。黄色のフルーツに続けて、黄色の香辛料と言えば「世界一高価なスパイス サフラン」を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。
10月~11月の開花最盛期に収穫された旬のサフランが乾燥され市場に出始める季節となりました。どこのご家庭にもある瓶入りの「こしょう」は20g200円程度ですが、同じような瓶に入ったサフランは0.4g500円程、20gにすると25000円という驚きの価格です。
サフランがここまで高価な理由は収穫の難しさ、全てが手作業のため大量生産ができないことに由来します。薄紫の花にある赤いめしべが黄金色の着色料になりますが、球根1つから1年で収穫できるめしべは20本足らず、10gのサフランのためには1500本以上の花が必要です。パーティーにもぴったりのパエリヤ、寒い季節にホッとできるブイヤベースなど、季節の料理に欠かせないサフラン。
世界三大美女と言われるクレオパトラは美肌の維持にサフランの美容効果を利用したとされますが、今、シワやたるみを防ぐ「骨」の存在が注目されていることをご存知でしょうか?
シワや肌たるみの予防と言えば肌の保湿などを思い浮かべることでしょう。
実は「骨」の状態も肌の状態に大きくの影響することが分かっています。骨密度が高い人は老け顔を作るシワやたるみが少なく、いつまでも若々しい見た目をキープすることができるのです。骨の健康度を簡単にチェックしてみましょう。骨密度が低下するほどチェックの数が増えます。
A☐ 食べ物の好き嫌いが多い。
A□ 牛乳や乳製品、小魚などをあまり食べない
A□ 納豆や豆腐などの大豆製品をあまり食べない
A□ 野菜、海藻類、キノコ類をあまり食べない
A□ ファストフードやインスタント食品をよく食べる
B☐ 1日の大半を屋内で過ごし日光を浴びることがほとんどない
B☐ 運動不足を感じている
B□ 近所への買い物も車で行く。エレベーターやエスカレーターがあれば階段を使わない
C☐ お酒をよく飲む
C☐ たばこを吸う
C□ 骨粗しょう症と診断された家族がいる
C☐ どちらかというと痩せている
C☐ 閉経している、生理不順である
<A>にチェックが多い場合は食生活の見直しが必要です
<B>にチェックが多い場合は骨の健康に必要な「運動」が不足しています
<C>は骨粗しょう症になりやすい人の特徴です。当てはまる場合は日頃から予防を心がけましょう
お肌のシワやたるみは、
✓エイジングによる肌の乾燥や肌弾力の低下
✓紫外線による肌ダメージによる乾燥や肌弾力の低下
✓気温や湿度の変化など環境による乾燥
✓肌組織下の脂肪の下垂
✓筋肉の衰え
が原因とされていますが、それらを支える土台「骨」の状態も大きく影響しています。
骨密度とは骨の強度を表すもので、中身がしっかり詰まっていれば骨密度は高くなり、逆に骨密度が低下し骨の中身がスカスカになるに従って骨折などを引き起こす骨粗しょう症のリスクが高まっていきます。骨密度が低下すると骨自体が縮み小さくなると言われています。顔の骨が小さくなるとその骨を覆っている皮膚に余りが生じ、その余った皮膚が深いシワや大きなたるみとなってしまうのです。
顔の骨が縮むことで眼球が入る窪みが拡がってまぶたが落ち込み顔に影ができます。目尻の小じわや目袋が発生することもあります。
上アゴが縮むと上唇に縦ジワができるようになります。
すべての骨の中で骨密度が最も低下しやすいのが「下アゴ」と言われています。アゴの骨が縮むとほうれい線、マリオネットラインなどが濃くなったり、アゴの肉がたるんで二重アゴ状態になったりすることがあります。エイジングが最も出やすい部分です。
女性の骨密度は20歳前後にピークを迎え、40歳を境に急激に下がっていきます。これは女性ホルモン「エストロゲン」が年齢とともに減少することが原因です。その他にも極端なダイエット、運動不足、乱れた生活習慣などが続くと骨密度の低下を引き起こすため、若い女性でも油断大敵です。一度減少した骨密度を元に戻すことは難しいと言われています。
骨の中にある骨細胞は衝撃を感知すると「骨を作れ」という命令物質を発生します。全身の骨はつながっているため、かかとで受けた刺激は全身に伝わります。骨を作れという命令も全身に拡がって、かかとの刺激が骨密度を維持しシワの予防につながるのです。
①平らな場所で爪先立ちをする(全体重がつま先にかかるように意識してかかとを上げる)
②かかとが刺激を受けるくらい、ドンと床にかかとを落とす
③1日50回程度かかと落としをする
・食生活にカルシウムを意識する
(ヨーグルト、牛乳、木綿豆腐、小松菜、わかさぎなど)
・カルシウムの吸収を促すビタミンDを同時に摂る
(イワシ類・サバ類・サンマなどの青魚、キノコ類など)
・カルシウムの吸収を妨げるリンを多く含む食品をひかえる
(スナック菓子、インスタント食品など)
・カルシウムの吸収を妨げるアルコール、たばこの摂取量に注意する
骨トレーニングに加えて、リフティングマシーンを使ったお肌のリフティングケアはいかがでしょうか?当サロンがおすすめする「リアルリフト」はマシーンを使ったケアとプロのハンドマッサージによって顔筋力にアプローチ。プロの施術により深部から心地良く鍛え直してハリや弾力を蘇らせ、シワやくすみを改善していきます。健康や美容についての小さなお悩みにもサロンスタッフが丁寧にお答えします。どうぞお気軽にご相談ください。