







TOP > beautyletter > 秋に乱れやすい女性ホルモンのバランス
秋も深まり、七十二候では「菊花開(きくのはなひらく)」という時期になりました。
菊の花が見ごろを迎えるこの時期、日本各地で菊の展覧会や品評会が開催され、多くの人々でにぎわいます。
菊は桜と並んで、古くから日本の秋を彩る花として大切にされてきた国花です。
栄養豊富で、不老長寿の薬とも言われ、菊花酒という菊の花をお酒に浮かべて飲む風習もあり、まさに「見てよし、食べてよし」の万能な花です。
さて、そんな菊の花が咲き誇るこの時期は、さわやかで過ごしやすい日が多いのですが、肌寒さを感じる日も増えてきます。
セーターや上着が必要かと思えば、天気の良い昼間は汗ばむような気候になることもあり、体温調節が難しくなります。
さらに、頭痛・めまい・イライラ・便秘といった体調不良に悩まされる人が増える時期でもありますが、これらの体調不良はホルモンバランスの乱れが関係している可能性が高いと言えます。
特に、40代後半を超えて更年期を迎える女性は、女性ホルモンの減少が著しく、それに加えて季節的にもホルモンバランスが乱れやすい環境となっているため、体調を崩しやすいのです。
秋は日によって気温が大きく変わり、人間の体は気候の変化に合わせて交感神経と副交感神経を頻繁に切り替えながら、冬に向けた準備をしていきます。
しかし、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすく、それに伴ってホルモンバランスにも影響が出ます。
また、日照時間が短くなるため、どうしても気分が塞ぎこみやすくなり、精神が不安定になりがちです。
些細なことで落ち込んだり、常にイライラしたり、眠れないといった症状が現れることがあります。
こうなると、人間関係も悪化し、他人に相談することができず一人で抱え込むようになり、ますます気分が落ち込んでいくという悪循環に陥ってしまいます。
そうなる前に、乱れたホルモンバランスを整えて、精神的な安定を図ることが大切です。
ホルモンの乱れには、ホルモンバランスを整える効果があるハーブティーを飲むのが効果的です。
カモミール、サフラワー、チェストベリー、ラベンダー、ローズは、女性ホルモンのバランスを整え、精神を安定させる作用があります。
これらのハーブティーを飲むことで、更年期障害の症状緩和にもつながります。
アボカドやナッツ類には、不飽和脂肪酸とビタミンEが豊富に含まれています。
不飽和脂肪酸は血流を良くし、ホルモンバランスを整える効果があり、ビタミンEは女性ホルモンと同様の働きをするため、ホルモンバランスの乱れによる体調不良の改善が期待できます。
おすすめの食べ方としては、アボカドとナッツの両方が摂れる「サラダ」や、アーモンドミルクを使った「スムージー」があります。
サラダの場合、アボカドをカットし、お好みのナッツを加え、マヨネーズ、メープルシロップ、塩、ブラックペッパーで味付けをすると、簡単で美味しいサラダが楽しめます。
スムージーにする場合は、カットしたアボカドとバナナにアーモンドミルクを加えてミキサーで撹拌します。
朝食にプラスすれば、ホルモンバランスを整えながら体の健康維持にも役立ちます。
当サロンでは、女性特有の体調に関するお悩みもお気軽にご相談いただけます。
ぜひご相談ください。