







TOP > beautyletter > 体調管理に喉のストレッチ
12月に突入し、いよいよ今年も残りわずかとなってきました。
この時期を七十二気候では、橘始黄(たちばなはじめてきばむ)と言います。
冬は柑橘系の果物が旬を迎える時期で、柑橘類のひとつである橘が黄色く色づき始めることからこう呼ばれるようになりました。
こたつに入ってみかんを食べる光景は日本の冬の風物詩ですよね。そして、年末に向けて慌ただしくなるとともに体調を崩す人が増える時期でもあります。
そんな体調不良の中でも寒さと乾燥がひどくなると増えるのが「喉の違和感や痛み」です。
喉は外の環境に左右されやすく、風邪の細菌やウイルスの多くは弱った喉の粘膜から感染し体に侵入していきます。
特に今の時期は睡眠前の喉ケアを行うことで、風邪やインフルエンザを予防することに繋がります。
朝目が覚めてつばを飲み込んでみると、「あれ、喉がイガイガする」といった経験がある人も多いですよね。
実は、冬の朝喉に違和感がある人は非常にたくさんいます。では、なぜ昼や夜よりも朝起きたときに喉が不調になりやすいのでしょうか?
これは眠っている間に口の中が乾燥しているためです。
人間は眠っている時に自然と口の中が乾燥しやすい状況に陥っています。普段起きて生活している間は、唾液を分泌し、喉が乾いたら水分を摂り口の中が乾かないようにしています。
もちろん眠っている間も唾液は分泌されていますが、その分量は起きている時に比べるとかなり少なくなります。
また、眠っている間口呼吸になっている人も少なくありません。口呼吸は、直接乾燥した空気を喉に当てることになり、さらに乾燥のリスクが高くなります。
寝起きの喉の不快感は、飲み物を飲んだりうがいをすれば解消されることも多いですが、このような状態を続けているとウイルスや細菌感染の可能性が高くなります。
寝る前に喉のケアをすれば、痛みが発生する確率をぐっと減らすことができます。まずは簡単にできる喉のケア方法をご紹介します。
空気が冷たくなる冬は自然と喉が冷えてしまいます。
喉が冷えることによって菌の繁殖がしやすくなるだけでなく、血流が悪くなり喉を守る粘膜が弱くなり朝には喉に違和感が残るようになります。
そこで寝る際はネックウォーマーやタオルなどを使って冷やさないようにして寝るようにすることで、菌の繁殖が抑えられるだけでなく血流が改善され喉をコーティングする粘膜が正常に作られるようになるので、喉の違和感が軽減されるようになります。
朝起きて喉に違和感が残る方の多くが寝ている時に自然と口呼吸となっています。
特に冬に鼻詰まりが起きやすい方は口呼吸になりやすく、さらに乾燥が進んでしまいます。
寝ている間に意識して口を閉じるのは難しいので、サージカルテープなどを使って、口を閉じましょう。
サージカルテープがない場合は絆創膏でも代用できますが、肌が弱い方や付けていて違和感がある方はすぐに使用を中止してください。
冬でも私たちは寝ている間に約コップ1杯分の汗をかくと言われています。
汗をかけば当然喉も乾き、乾燥してイガイガや痛みに繋がります。
寝る前にコップ1杯水を取るだけで喉の潤いが保たれやすくなり、乾燥から守ってくれるので寝る前になるべく常温の水をゆっくり飲んでから寝るようにしましょう。
また、夜中に喉が渇いて起きてしまう方は枕元にペットボトルの水を用意しておくと安心です。
喉は乾燥以外にも、実はストレスによってイガイガやつっかえを感じる場合があります。
年末年始に差し掛かり、忙しさやストレスによって喉のイガイガを感じるようになり、やがて自律神経が乱れ体調を崩してしまうこともあるので、放置せずにストレッチで和らげてあげることが大切です。
また、普段から喉のストレッチを行って筋肉のコリを和らげておくことで血流が改善され、喉の粘膜の働きが良くなるので、寝る前に行うようにして、喉を守りましょう。
①姿勢を正し、鎖骨の真ん中より少し下の部分に手をクロスした状態で置く
②手を少し下に引き延ばすようにして、ゆっくりと上を向いて喉を伸ばす
③20秒間ゆっくりと深呼吸をする
④次に斜め上を向いた状態で20秒間深呼吸をする
⑤反対側を向いて20秒間深呼吸をする
寝る前に行うことで喉の周りの筋肉はほぐされ血流が良くなるだけでなく、呼吸が深くなりリラックス効果も得られ、睡眠の質も向上しやすくなります。
また、当サロンでは季節の変化による体調の変化などのご相談にも対応しております。気になる症状がある方はぜひご利用ください。