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セルフケア

なかなか取れない疲れやイライラ…実は「脳疲労」かも?

昼と夜の長さがほぼ同じとなる「秋分の日」、この連休はお出かけ先で「秋」を感じられた方もいらっしゃるでしょう。

七十二候では928日から蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)と呼ばれる秋分の次候が始まります。「虫たちが冬に向けての準備を始める時期」を表していますが、昆虫の越冬には3つのスタイルがあることをご存知でしょうか?

カマキリの様に秋に卵を産んで命を次世代につなぎ、卵や幼虫で越冬するタイプ。トンボや蝶の様に暖かい場所を求めて移動するタイプ。

休眠と呼ばれる状態で冬が過ぎるまでひたすら耐え忍ぶタイプ。新陳代謝率が極端に低下し食べることが必要なくなった休眠状態のクワガタは木の根元で冬を過ごし、乾燥から身を守るため落ち葉の下ではたくさんのテントウムシが体を寄せ合って春の訪れ「啓蟄(けいちつ)」を待っているのです。

虫たちの冬支度が始まるこの季節、「何となくやる気が起きない」「疲れがとれない」などと感じることはありませんか?

体を休めてもなかなか抜けない疲れを感じる場合は「脳が疲れている」のかもしれません。

「脳疲労」を回復させる「デジタルデトックス」と「ブレインフード」に注目してみましょう。

 

脳疲労ってなに?

 

「仕事が忙しく休憩も取れなかった」

「旅先で一日中動き回って疲れた」

 

など、一般的に「疲労」と言う場合は「体が疲れている状態」です。

肉体疲労の場合はしっかり睡眠をとる、バランスのとれた食事をとるなど、体を休め労わることで回復していきますが、脳の疲れが原因の自律神経やホルモンバランスの異常を伴う「脳疲労」の場合は体の疲れに加えてイライラや不安など感情のゆれを伴うため、ベッドに横になるだけでは回復できません。

 

◎脳疲労の原因

 

脳疲労はパソコン、タブレット、スマートフォンなどデジタル機器の長時間の使用とストレスフルな日常が引き起こすとされています。

1日中スマホを手放すことができない私たちの脳が処理する情報量は劇的に増加しています。

何気なくスマホを手にしている間も、脳は休まず情報を処理し、整理し、神経に指令を送り続けるため疲弊してしまうのです。また日常生活で感じる様々なストレスは脳の働きの一部を停止させてしまうほど強い影響を及ぼすとされています。

 

「脳疲労」が起こす悪影響

 

◎「食」に関する異常

「食べたい」「美味しい」と感じられなくなる人がいる一方で、好みが変わって味の濃い物、脂っぽい物ばかりを好むようになる、いくら食べても満足感がなく過食になることがあります。

 

◎「ホルモン」に関する異常

ホルモンバランスが変化することで生理不順になったり、生理痛がひどくなったりします。更年期障害の症状が強く現われる、肌荒れやニキビに悩まされる人もいます。

 

◎「心」に関する異常

気分が沈む、やる気が出ない、不安が大きくなるということがあります。一方で些細なことにもすぐにイライラしてしまいます。 買い物に出たりや友達と会ったりするのも面倒だと思うようになります。

 

◎「認知力」に関する異常

判断力や記憶力、集中力に低下が見られ、仕事上でもミスが増えることがあります。

 

回復方法その1「デジタルデトックス」

 

「デジタルデトックス」とは、パソコンやスマートフォンなどへの過度な依存から抜け出すために、一定期間デジタルデバイスから離れてみるという試みです。

 

・食事中や入浴中もスマホを手放すことができない

・電波状態の悪い場所に行くと不安になる

・旅行やレストランに行く目的はInstagramにあげる写真撮影のため

・SNSが気になり1日に何度もチェックしている

 

こういった状態にあったら、「デジタルデトックス」はあなたの「脳疲労」の回復に効果的だと言えます。

 

◎インターネットを使用するのは就業時間内と土日のみにする

◎SNSの使用を最小限に絞る

◎週末はスマホを触らない

◎旅行先に電波の届きにくい場所を選ぶ

◎睡眠前のスマホ習慣を絶つため、ベッドの中にスマホを持ち込まない

 

アメリカでは3日間スマホやタブレットの使用を禁じられる「デジタル・デトックス・キャンプ」が開催され、どう過ごしていいか戸惑う参加者たちも次第に以前の自分を取り戻していくと言われています。まずは午前中だけスマホを離してみるなど小さなことから始めてみることが大切です。

 

回復方法その2「ブレインフード」

 

「ブレインフード」と呼ばれる、疲れた脳の回復を助ける有効成分を含んだ食品は脳疲労の回復に効果があるとされています。

 

◎ビタミンC(赤ピーマン、のり等)

ストレスで脳内に発生した活性酸素を除去し、脳内の血管を健康な状態に保ちます。

 

◎α-リノレン酸(亜麻仁油、くるみ等)

脳組織の65%は脂質なので良質な油を摂ることは重要です。α-リノレン酸は体内で作ることができないオメガ3系の必須脂肪酸のひとつで脳の神経細胞を強化するDHAEPAに変換されます。

 

GABA(かぼちゃ、トマト等)

近年、抗ストレス作用が注目されるGABAは加齢やストレスによって減少するため食事でとることが必要です。記憶力や感情のコントロールにも関係します。

 

◎トリプトファン(アボガド、卵等)

精神的な安定をもたらすことから「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニン、質の高い睡眠に欠かせないメラトニンの生成に効果があります。

 

簡単に摂取できるとして人気の料理は、

 

◎ブレイン納豆

納豆にマグロ、アボカド、卵、亜麻仁油、海苔をプラスしたブレインフード

 

◎ブレイントマトカレー

トマトカレーに焼いた赤ピーマン、かぼちゃなどの野菜を加えたブレインフード

 

などいつもの料理をアレンジするだけで簡単に摂取ができます。

 

疲れているサインが出ていたら、デジタルデトックスとブレインフードをぜひ試してみてくださいね。

 

「脳疲労」の回復にはストレスの解消も欠かすことができません。プロによるハンドマッサージはストレス解消の「お助けアイテム」として忙しい現代女性に効果的です。当サロンおすすめの「アンチストレス」では、心地よいハンドテクニックが肩こりまでもやわらげ血行を促進。肌をリラックスさせながら乱れがちなターンオーバーを整えて、気になる肌のくすみや乾燥を取り除いていきます。気になる症状がある方は、キャンペーン価格でお試し頂けるこの機会にぜひご利用ください。

 

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