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寒い時期こそ骨の状態をセルフチェック

立春を迎えているのも関わらず寒い日が続いていますが、七十二候では今の時期を「黄鶯睍睆 」(おうこうけんかんす)と言い、鶯(うぐいす)が山里で鳴き始めるころだとされています。

鶯と言えば「ホーホケキョ」の鳴き声でおなじみですが、実はこの鳴き方は繁殖時のみで、それ以外の時期の地鳴きは「チャッチャ」や「ジャッジャ」と鳴いているのをご存知でしょうか?

つまり鶯は年中鳴いてはいますが、春~初夏の繁殖時にだけ「ホーホケキョ」と美しくさえずることから、春の訪れの代名詞として挙げられるのです。

また、この時期の鶯の鳴き方は「ぐぜり鳴き」と言い、美しい鳴き声を出すために練習をしている途中です。

なので「ホーホケ」「ケキョ」と途中で終わったり、まだ音程がおぼつかないこともありますが、これから徐々に上手になっていく過程を聞ける貴重な時期でもありますので、もし鶯の鳴き声が聞こえてきたら耳を澄まして聞いてみるのも面白いかもしれませんね。

また、そんな春の訪れが見られるようになっても寒い今の時期に気を付けたいのが実は「骨折」です。

寒い今の時期は体が縮こまり、いつもより運動能力が落ちてしまう上に地面の凍結などにより、転倒のリスクが高くなります。

骨粗しょう症など女性は40代から骨の密度が下がりやすくなるため、ちょっとした転倒でも骨折するケースもあるほどなので、油断は危険ですし、寒い時期こそ骨を丈夫にすることを意識することが大切です。今回はそんな丈夫な骨作りについてお話をさせていただきます。

 

骨の状態をセルフチェック

 

まずは自分の骨がどのような状態なのか、セルフチェックで確かめてみましょう。骨粗しょう症と聞くと高齢の方がかかる病気のイメージがありますが、実は若い女性でも6人に1人は50代の骨密度と言われるほど、骨粗しょう症は若年層でも気を付けなければならない病気だと言われています。

今の骨の状態を知り、予防をしていくのが大切です。

 

□毎日ストレスの多い生活を送っている

□姿勢が悪い

□タバコを吸う

□定期的に運動をする習慣がない

□家族に骨粗しょう症になった方がいる

□やせ型体型である

□乳製品をあまり食べない

□小魚や豆腐などあまり食べない

□毎日アルコールを摂取する

□50歳以上である

 

チェックが1つ以下 

今のところ心配ありませんが、今の状態を保てるよう意識しましょう。

 

チェックが23

骨が弱くなる・または弱くなってきている可能性があります。

 

チェックが4つ以上

骨が弱くなってきている可能性が高いと言えます。一度専門機関で調べてみるのもおすすめです。

 

いかがでしたでしょうか?チェックが4つ以上ある方は要注意ですが、これ以外にも骨折する回数が最近多くなったという方は骨がかなり弱まっている可能性が高いので、専門機関で診てもらうようにしましょう。

 

カルシウム以外に大切な栄養素

 

骨を丈夫にする栄養素と言えばカルシウムですが、実はカルシウムだけを取れば良いとう訳ではありません。では、他にはどんな栄養素が必要なのでしょうか?

 

◎イソフラボン

女性ホルモンと骨密度は大きく関係しており、骨からカルシウムが流れてしまうのを抑えてくれる働きがあります。

しかし女性ホルモンは40代を境に一気に減少傾向にあり、それと同時に骨密度が低下するケースが多くあります。

しかしイソフラボンには女性ホルモンと同じ働きがあり、積極的に取り入れることで骨粗しょう症など骨を弱らせることの予防に繋がります。

イソフラボンは主に

 

・大豆

・豆腐

・納豆

・豆乳

・きな粉

 

などに多く含まれています。

 

◎ビタミン D

骨の形成を助け、さらにカルシウムの吸収をサポートするビタミンDも丈夫な骨作りには欠かせない栄養素ですが、実はビタミンD日光に当たることで体内でも作り出すことが可能です。しかし冬は日照時間が短く日光を浴びる時間が少なくなるため、体内でビタミンDを作る量が少なくなります。

なるべく日光に浴びて体内でビタミンDを生成することも大切ですが、食事から摂取することも可能です。

ビタミンDが多い食材は

 

・鮭

・サンマ

・卵

・シイタケ

 

などに多く含まれています。

 

◎ビタミンK

骨粗しょう症の治療薬としても使用されているビタミンKは、たんぱく質を活性化させてカルシウムが骨に沈着するのを促す効果もあります。

ビタミンKが多く含まれている食材は

 

・納豆

・パセリ

・海苔

・抹茶

 

などに多く含まれています。

 

簡単にできる骨を丈夫にする習慣

 

骨を丈夫にするためには、食事以外にも運動がとても大切です。しかし普段からの生活習慣やちょっとしたポイントで骨を丈夫にすることが可能です。

 

◎片足立ち

①片足を地面から510センチ程度浮かせる

②そのまま3分キープする

※バランスを崩して倒れないように、手がつく机や壁が近くにある場所で行いましょう。

 

骨は負荷をかけることで丈夫になろうとする働きがあるので、片足立ちをすること通常の2倍の負荷がかかり、下半身の骨を鍛える事が可能です。また、はじめて行う際は転倒に十分に注意して行ってください。

 

◎背筋を伸ばす

 

運動と言えるほどではありませんが、実は姿勢の良し悪しも骨を丈夫にするのに大きく関係しているのです。

背筋をなるべく伸ばして生活をすることで重力に逆らう縦方向の負荷がかかり、骨が丈夫になろうとします。

 

骨は皮膚で隠れて見えない分、常に健康状態をチェックすることができません。だからこそ、毎日の生活の中で意識して骨を丈夫にすることを実践していきましょう。

 

当サロンでは年齢ごとに起きる体調の変化などのご相談にも対応しております。

 

気になる症状がある方はぜひご利用ください。

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