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しっかり噛むことで若返る!春のアンチエイジング方法

3月もいよいよ最終週となりました。

今日から3月30日までが七十二候では桜が咲き始める頃を表す「桜始開 さくらはじめてひらく」となりますが、西日本、東日本ではちょうど桜の見頃を迎えています。
全国各地の気象台が標本木として観測を続けている「ソメイヨシノ」が5,6輪花開いた状態が「桜の開花」、全体の8割以上が花開くと「満開」とされます。今「満開」となっている桜もまだしばらくは楽しめそうです。今年のお花見のご予定はいかがですか?桜の季節は新たな旅立ちの季節でもあります。今日は多くの大学で卒業式が行われていますが、卒業生が校長先生や来賓の皆さんから送られる「はなむけの言葉」の「はなむけ」は「花」ではなく「鼻」であることをご存知ですか?「はなむけ(餞)」は旅立ちや門出を祝って、金品や挨拶の言葉などを贈ることやその贈り物を表す言葉で、いわゆる「餞別(せんべつ)」のことです。元々は、道中の安全を祈願して、旅立つ人が乗る馬の鼻先を目的地の方角に向けてあげるという習慣が由来になっています。旅立ちの季節が桜の季節に重なり、餞別に花束を贈ることも多いことから「花向け」と勘違いされている方も少なくありませんが、言葉の由来を考えると「鼻向け」が正解ということです。さて、新たな出発や出会いが多くなる季節は、美容や身だしなみにもいつも以上に気を使いたいもの。
「よく噛んで食べる」、こんなちょっとした意識の変化が「若返りホルモン」と呼ばれる「パロチン」をより多く分泌させ、アンチエイジングに効果的だと言われています。

肌を蘇らせる「パロチン」とは?

アンチエイジングに効果が高いとされる「パロチン」は唾液の中に含まれる唾液腺(だえきせん)ホルモンです。成長ホルモンの一種である「パロチン」の効果には以下のようなものが挙げられます。

✓全身のアンチエイジング


唾液とともに飲み込まれたパロチンは血液によって体中に運ばれます。脳に到達すると体の各部位で作られるホルモンの分泌を促し調整するように働きかけるため、体の調子が整い全身のアンチエイジングにつながるとされます。

✓肌の新陳代謝を促して美肌をつくる


皮膚炎や歯槽膿漏などの治療薬として処方されることもある様に、パロチンには粘膜を強化する働きがあるので、壊れた細胞組織を修復し美肌を作るだけでなく、手荒れなどにも効果があります。

✓美髪を保つ


パロチンは造血組織の発育や毛細血管が作られることに作用するため、毛細血管が健康になり全身の細胞に栄養が行き届くようになります。毛根に十分な栄養が届けられることから潤いやツヤ、白髪の少ない美髪が生まれます。

✓胃や腸の消化・吸収を促してダイエットをサポートする


胃や腸の機能がよくなることで腸内環境が整うと悪玉菌の活動が抑えられて腸の造血機能がアップします。加えて腸内環境が整うことで自律神経も安定し血管が拡張するため、全身の血流が改善します。血流がよくなることで新陳代謝がより活発化し、美肌効果もより高まります。

体の代謝を向上させ、アンチエイジングに大きく役立つ「パロチン」ですが、その分泌は
20歳をピークに減少するとされています。「アンチエイジングには早いかも」という20代、30代の女性も「パロチン」をより多く分泌するための意識することで、今の若さをより長くキープすることができるのです。

唾液について

私たちのお口には1日におよそ0.5~1.8ℓの唾液が流れるとされます。実は唾液には食事や発声をスムーズにしたり、食物を消化したりする機能の他にも

・口の中を清潔に保つ
・初期の虫歯を自然に修復して虫歯や歯周病を防ぐ
・殺菌や抗菌効果でウイルスの侵入を防ぎ、免疫効果を高める
・発がんや動脈硬化を防ぐ

など、なくてはならない数多くの重要な機能がありますが、

×加齢(筋肉や歯の衰えから、かむ力が低下する)
×ストレス(交感神経が強く働くと唾液が減少する)
×生活習慣(早食い、噛まずに飲み込む、喫煙などで唾液が減少する)
×女性ホルモンの低下

などが原因となり唾液は減少していきます。唾液は①上の奥歯あたり、耳の前付近にある「耳下腺」②アゴの骨の内側、首の付け根の軟らかい部分ある「顎下腺」③顎のとがった部分の内側にあるくぼみ付近の「舌下線」の3か所から分泌されます。このうち「耳下腺」から分泌される唾液にアンチエイジングに効果がある「パロチン」が含まれています。

「パロチン」の分泌を促すために

耳下腺から分泌される「パロチン」が含まれる唾液は、口の中に自然になじむサラサラとした唾液です。赤ちゃんがよだれを出すのは成長ホルモンを含んだ「パロチン」が、大人より多く分泌されている証拠です。

◎食事はよくかんで食べる


今から80年ほど前は1回の食事で1,400回程あった「かむ」回数が、現代では600回にまで減少しているという調査があります。1口30回を意識しましょう。よくかむことで耳下腺が刺激されて唾液の分泌が促されます。同様にガムをかむことも効果的ですが片方の歯だけを使っていると顔のバランスが崩れてしまうので、必ず両方の歯を使うことが大切です。かむことで顔の筋肉が鍛えられ、たるみや二重あごの予防にも最適です。

◎ストレスを解消する


唾液は自律神経に作用されます。緊張状態が続くと口がカラカラに乾いてしまうのは、交感神経が優位に働いて唾液の分泌が減少するためです。好みの香りの入浴剤を使ってゆったりと入浴するなど、1日の終わりには自分に合った方法でストレスを解消することが必要です。

◎唾液に有効な食品を食べる


「レモンの丸かじり」など、酸っぱい食物を思い浮かべた時に唾液を分泌しているのは「耳下腺」です。梅干しや酢の物など酸っぱい食べ物は唾液の分泌に効果的です。また昆布に含まれる「アルギン酸」は唾液の分泌量を増やす作用があります。ガムやキャンデーが口に入っているとだ液の分泌が促されますが、カロリーや砂糖使用の有無などに注意が必要です。

◎耳下腺のマッサージ


歯をくいしばったり歯ぎしりをしたりすると耳下腺の筋肉の緊張状態が続き、耳下腺の唾液分泌が減少してしまいます。耳下腺は「耳たぶと頬骨の間」にあります。上の奥歯あたりに親指以外の指をあてて、指全体で丸を描くように優しく10回程なで筋肉をほぐしてあげましょう。

 

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