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夏の美肌「肉」レシピ

7月も後半に入り、内陸部などではここ数日、35度を超える猛暑日が続いています。

屋外では、運動や直射日光を避け、日傘、帽子を使う、水分、塩分のこまめな補給を心掛ける、など、熱中症対策に十分ご注意くださいませ。

さて、七十二候では7月18日から22日頃を鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)と呼び、春に生まれた鷹の幼鳥が飛び方や獲物の捕り方を学ぶ頃を表しています。

昔から高貴な方々のスポーツの一種であった『鷹狩り』は、人が狩りの道具として鷹を利用したものであり、銃のない時代は鷹の習性と能力が、世界中の王族の食卓を支えていました。

幼鳥の「飛ぶ」訓練は鷹にとっては獲物を捕り、生きていくための大切な訓練なのですが、フワフワな羽をした幼鳥たちが、巣の中でバタバタしたり、よちよち歩いたりする様子は、鷹といえどもやはり可愛く微笑ましいものです。

成長した鷹は自分より大きく重い動物であっても向かっていく、徹底した「肉食ハンター」ですが、実はお肉が大好きという「肉食女子」には美肌で、引き締まった体型の方が多いというのをご存知でしょうか?

この暑い夏、美肌作りに効果的なお肉に注目してみましょう。

 

肉食が美肌にいい理由

 

肌や髪、筋肉、骨、内臓、血液など私たちの全てを形作る材料全てが「たんぱく質」です。なのでたんぱく質が不足すると体全体の不調が同時に起きやすくなると言われています。

忙しい毎日の中、つい食べやすい麺類やパンなど糖質、脂質ばかりの食事で済ませていると、気づかないうちに栄養が不足し、様々な不調が現われるのです。

 

そこで吸収率が高く、良質なたんぱく質を豊富に含む「お肉」が注目されるのですが、「お肉」はたんぱく質以外にも、美容に効果が高い様々な栄養の宝庫と言われているのです。

 

特に効果的な種類・部位

 

◎牛肉(美肌、美髪、貧血改善、疲労回復、脂肪燃焼)

 

筋肉や骨を作るために欠かせないのに、体内では作ることができない「必須アミノ酸」で構成されたたんぱく質を豊富に持っているのが特徴です。また牛肉に多く含まれる吸収率のいいヘム鉄は、血行をよくし肌のくすみも改善します。

 

牛肉のなかでもおすすめの部位が牛モモです。赤みの部分には脂肪燃焼効果の高いL-カルニチンが含まれているため、「食べて燃やす」燃焼系ダイエットに最適とされます。

また、ミネラル成分も豊富です。

 

◎豚肉(肌荒れ、ニキビ改善、疲労回復)

 

豚肉には牛肉の10倍ものビタミンB群が含まれるとされています。ビタミンB1は糖質を、ビタミンB2 は主に脂質を、ビタミンB6はタンパク質をそれぞれエネルギーに変えます。

ビタミンB2の肌に潤いを与える効果と同時に、このような働きによって皮脂バランスが整えられて美肌効果が向上し、疲れの原因「乳酸」などの疲労物質も代謝によって分解するので疲労回復効果も期待できます。「ロイシン」の働きにより食べても太りにくい豚肉は美肌作りにも、夏の体調維持にも最適と言えます。

 

豚肉の中でもおすすめ部位が豚ヒレ肉です。特にビタミンB群が多い反面、脂肪分が少なくカロリーも低いので安心して食べられます。

 

◎鶏肉(肌のハリ・ツヤ、ダイエット効果)

 

高タンパク低脂肪な鶏肉は牛肉や豚肉に比べて消化もいいので、ダイエットに最適です。

また、美肌作りに重要なビタミンA「レチノール」が多く含まれ、アンチエイジングには欠かせません。ビタミンAは皮膚と粘膜を作る材料になるので、肌のしわを改善しながら肌にハリを取り戻します。また、皮や骨の周りのコラーゲンは皮膚の弾力を保つ効果があります。

鶏肉のおすすめ部位は手羽先で、ビタミンAはもちろん、コラーゲンやエラスチンなどお肌にハリを与える嬉しい成分が豊富です。

 

◎羊肉(脂肪燃焼、生活習慣病予防)

 

牛肉、豚肉、鶏肉に比べてもっとも豊富なL-カルニチンを含んでいます。

L-カルニチンは脂肪代謝に必要なアミノ酸で、効率的にエネルギーを作り出してくれます。

また羊肉の脂肪は融点が高いため吸収されにくく、豊富な不飽和脂肪酸は生活習慣病を予防すると言われています。

 

美肌「肉」レシピ

 

美肌だけではなく、夏の疲れた体にもピッタリなレシピなので、ぜひお試しください。

 

◎牛モモ肉と小松菜ののおろしポン酢がけ(2人分)

・牛モモ(薄切り)150g

・たまねぎ1/2個

・小松菜 1/2袋(150g)

・大根おろし 適量(5cm分程度)

・ポン酢大さじ2~3
・油・塩 適量

 

①牛肉は食べやすい大きさ、玉ねぎは5㎜程度のくし形切りにする
②小松菜はよく洗い、茎の部分は3〜4cm、葉は1cmに切る

③フライパンに油を熱し、たまねぎと牛肉を炒め、たまねぎが透けてきたら小松菜を入れ、小松菜がしんなりしてきたら、水大さじ1をふってふたをし、肉の色が変わるまで焼き、塩少々をふる

④器に盛り、大根おろしをのせ、ポン酢しょうゆをかける

 

赤身の牛肉は太りにくいと言われていますが、カロリーは低くないので、野菜と一緒にバランスよく食べることで、体への負担を減らします。また、「鉄分」が豊富な小松菜と一緒に食べることで、疲労回復効果がさらにアップします。

 

◎旬の野菜を使った豚肉の味噌炒め(2人分)

 

・豚ヒレ肉 200g

・なす2本、ピーマン2個

・A(酒大さじ1・塩コショウ適量・片栗粉大さじ1)

・顆粒だし小さじ1/2
・B(みそ大さじ2・酒大さじ1・砂糖大さじ1)
・油 適量

 

①ヒレ肉を食べやすい大きさにカットし、Aの材料の酒をもみ込み、塩コショウして5分寝かせた後、片栗粉をまぶす

②ヘタを切り落としたナスはひと口大の乱切り、ピーマンは食べやすい大きさに乱切り

③適量の油で肉をしっかりと焼き取り出しておく

④肉を取り出したフライパンに油を足し、ナスを炒め、しんなりしたらピーマンを加えてサッと炒め、肉を戻して顆粒だしをふり入れ混ぜ合わせたら蓋をして、3~4分蒸し焼き

⑥混ぜ合わせたBの調味料を加えて中火で手早くからめる

 

豚肉は夏バテ解消に良いとされていますが、なすにも夏バテ解消に効果的なカリウムが豊富に含まれています。

暑く、体が火照った日に食べるのがおすすめです。

 

また肉は美肌にも体にもぜひ摂っていただきたい食材ではありますが、肉だけを食べたり食べ過ぎは体に悪影響を与えることがあるので、野菜と一緒に摂取することを忘れず、食べ過ぎないように注意してくださいね。

 

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