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花粉症を抑えながらお肌の保湿効果が期待できるお茶は?

4月のスタートと同時に新年度、そして新元号「令和 れいわ」が発表され、新たな気持ちでワクワクしている方も多いのではないでしょうか。

七十二候は5日から9日まで清明の初項「玄鳥至 つばめきたる」となります。

寒い冬をマレーシアやインドネシア、フィリピンなどの東南アジアで過ごしたツバメたちが、暖かくなった日本に戻ってきます。

ツバメの飛来は本格的な春の到来と同時に、農耕シーズンの始まりを知らせてくれるのです。ツバメは農作物を荒らさないどころか害虫だけを食べてくれるので、農家にとってはまさに益鳥です。

良好な環境を察知する能力が高いことから「ツバメが巣をかけた家には幸せが訪れる」と言われますが、こうした言葉も古くから続く人とツバメの良い関係の証でしょう。

中国では子宝を運ぶ幸せの鳥とされ、ヨーロッパでは船乗りや旅人など、長く家を離れる人が「無事に戻れるように」とツバメのモチーフを身に付けるなど、ツバメは幸運の鳥として世界中で愛されているようです。

ツバメが帰ってくる「玄鳥至」の期間中、4月8日には春の行事「花祭り」が行われます。お釈迦様の誕生を祝う「灌仏会(かんぶつえ)」とも呼ばれる行事で、お釈迦様が誕生した時に九頭の竜が天から降りてきて甘露の雨を降らせ、その雨がお釈迦様の産湯になったという言い伝えから、花祭りでは季節の花で飾られた花御堂にまつられているお釈迦様に甘茶を注ぎかけお祝いをします。

花祭りがきたらそろそろ5月人形を飾るというように、花祭りを季節の飾り付けを始める目安にしているお宅もあるようです。

さて今年は花粉の飛散量が多く、スギ花粉に続いてヒノキ花粉と4月に入っても辛い花粉症に悩んでいらっしゃる方が多いようです。

実は花祭りに欠かすことのできない「甘茶」が、花粉症の改善に効果があると言われていることをご存知でしょうか?

加えて肌を潤し、心を落ち着かせる効果も期待できるという甘茶。

春に嬉しい甘茶の効能についてみていきましょう。

甘茶について

「甘茶(あまちゃ)」はユキノシタ科ガクアジサイの変種である「アマチャ」の若い葉を蒸して揉み、乾燥させたものから抽出したお茶です。

甘茶の原料「アマチャ」は日本生まれの植物で、現在は長野県、富山県、岩手県で主に栽培されています。甘茶という名前が示す通りに強い甘みがあるのが特徴で、甘茶に含まれる甘味成分フィロズルチンは砂糖の主成分でもあるショ糖の400~500倍の甘さとされています。甘茶を初めて口にした人の多くが「砂糖が入っていると思った」「紅茶にお砂糖を入れた感じ」と言うように、その甘みの強さに大変驚くようです。

甘茶とよく間違えられるお茶として


△甘茶蔓(アマチャズル)茶 ウリ科アマチャズル属

△甜茶(テンチャ)様々な葉を使って作られた中国野草茶の総称


があげられます。

2つとも甘みを持つ健康茶ですが、原料、含まれている成分ともに甘茶とは違います。

甘茶はお茶として飲むだけでなく、その強い甘みから天然の甘味料、多くの効能から生薬などとしても用いられてきました。また化粧品の材料や入浴剤としても使われています。

甘茶の効能について

甘茶には市販薬と同等レベルの抗アレルギー作用があると言われています。

花粉症に悩みながら薬を飲むと眠くなってしまうから我慢している、妊娠中で薬が飲めないという方にもおすすめです。

また甘みが強いのにノンカロリーである利点を活かしてダイエット中のサポートに、春の緊張や心の不調で眠れない夜も、ノンカフェインの甘茶であれば眠りを妨げることなく心を落ち着かせることができます。

〇甘茶エタノール抽出エキス


花粉症やアトピーの症状をやわらげる
活性酸素を抑え、アンチエイジング効果
保湿効果や消炎効果で美肌サポート       
胃もたれや消化不良の改善
口臭予防

〇サポニン

中枢神経の鎮静作用からイライラを取り去り、心を穏やかにリラックス効果
内臓器官の働きを高め代謝を上げ、脂肪の蓄積を抑える働きでダイエットをサポート

〇タンニン

抗酸化作用からアンチエイジング効果
殺菌、消臭作用で体臭や口臭を抑える

〇ルチン

血管を修復、毛細血管を丈夫にして血流をスムーズにする
肩こりや冷え症の改善
美肌、美髪を保つ
生活習慣病の予防

甘茶でアレンジ

甘茶はお茶の専門店、インターネットショップなどからも購入することができます。

甘茶の効能を期待しすぎて濃く出し過ぎると吐き気などを生じることがあるので注意が必要です。甘茶の正しい煎れ方として茶葉2~3gに対して1ℓの水で煮出すように指定されています。

急須やポットを使用した場合はお湯を注いで2~3分待ったら茶葉を引き上げます。

◎甘茶風呂

甘茶10~15g程度を適当な大きさの鍋に入れ、沸騰してもこぼれない程度のお湯で2~3分程度煮立てる。茶葉を取り出した後煮立てた甘茶を浴槽に入れる。

保湿、柔軟、消炎効果で、入浴後はしっとりと柔らかいお肌が期待できます。

◎甘茶ゼリー

(材料・カップ4個分)
・甘茶 300ml・ゼラチン 5g


①煮出した甘茶300mlが熱いうちにゼラチンを入れてよく溶かす
②カップに分ける
③粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める


甘茶は甘みがあるので、砂糖を加える必要はありません。

◎甘茶チャイ

(材料・2杯分)
・甘茶 100ml ・豆乳 200ml ・きな粉 適量


①煮出した甘茶に温めた豆乳を加える
② ①をカップに注ぎ分け、お好みの分量のきな粉を加えてかき混ぜる

花粉の飛散や空気の乾燥、日々の気温差、紫外線の増加など、季節特有の様々な条件が重なって、春は一時的に「ゆらぎ肌」の状態になることがあります。
お肌が不安定な状態で肌荒れやニキビ、乾燥などの肌トラブルを招いたり、化粧ノリが悪くなったりします。当サロンがおすすめする「エイジレスモイスチュア」はハリウッドセレブ愛用の高濃度酸素ケアとカージュラジャが培ったエイジングケアテクニックの融合で生まれたトリートメント。
ハリや弾力を回復しながら肌本来の保湿力を維持し、季節のゆらぎ肌の他、肌乾燥、失われたハリや弾力、小ジワの改善に効果が期待できます。気になる症状がある方はぜひご利用ください。

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