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今が旬!胃にも美肌にも優しい「山芋」

仕事納めまでにまとめる業務、大掃除に年賀状、加えてクリスマス会や忘年会の集まりなど、年末までのスケジュールがぎっしりと詰まってきたという方もいらっしゃることでしょう。

忙しく動き回る人間たちを横目に生物たちは冬ごもりを始める1212日~16日の時期を七十二候では大雪の次候「熊蟄穴(くまあなにこもる)」と言います。

動物たちは食料の豊富な夏から秋にかけてたくさん食べて脂肪を蓄えたり巣に食料をため込んだりして冬眠に備えます。

野生の動物たちにとって「冬眠」は、食料の少なくなる長く厳しい冬を生き延びるための術なのです。

その一方、同じ熊でも環境や気温が整った動物園で飼育されている熊は、エサの量が季節によって変わることがないため秋に脂肪をため込む必要もなく、冬が来ても冬眠に向けて体の機能が変化することはありません。

リスの中で唯一冬眠する「シマリス」もペットとして飼っていると冬眠せずに冬を越しますが、近年は出来るだけ自然に近い環境での飼育がされていて、冬眠する熊を見ることができる動物園もあるようです。

じっとして動かずカロリーを節約して冬が過ぎるのをひたすら待つ動物たちとは対照的な私たち、今日1211日は12(いに)11(いい)の語呂合わせから「胃腸の日」とされています。

暴飲暴食に走りがちなこの季節に旬を迎える「山芋」は胃腸にやさしいだけではなく、実は美肌&アンチエイジング効果がすごいのです。

 

「山芋」の基礎知識

 

スーパーでよくみかける長芋、形が銀杏の葉に似ているいちょう芋、お歳暮やお正月用に出荷されることも多い自然薯。

こうした「ヤマノイモ科」の芋をまとめて「山芋」と呼んでいます。長芋の旬は11月~12月、大和芋の旬は12月~翌1月、自然薯は12月と「山芋」は今まさに旬を迎えています。

これら山芋の全生産量の7割以上は北海道と青森が占めていて、そのほとんどが「長芋」で、山芋全体の8割以上を占めています。

 

・長芋

本来の旬である秋に収穫する秋掘り長芋と、秋に掘り出さず、越冬させる、春掘り長芋があります。

秋掘り長芋は、みずみずしく、粘り気が少ないのでシャキシャキとした歯ごたえが楽しめるので、生のまま短冊切りにして味わうのがオススメです。

一方、春掘り長芋は、冷たい土の中で一冬越すことで、栄養や旨みが凝縮され、濃厚でねばりも強くなるので、とろろなどで味っていただくのがオススメです。

 

・いちょう芋(大和芋)


銀杏の葉に似た形をしたものも多いことから「いちょう芋」と呼ばれ、粘り気が強いことが特徴で、とろろの他、つくねやすり身のつなぎなどにも使われます。

 

・自然薯(じねんじょ)

 

長芋よりも細長く、長いものでは1メートルほどになり、栽培や収穫が難しいので希少価値があり贈答用にも使われます。箸でつかめるほどの強い粘りと濃い旨みから「山菜の王」と言われることがあります。

 

他にも12cmの丸い形の「むかご」、げんこつ型が多い「つくね芋」などがあります。

 

山芋を購入する時には表面に傷や斑点がなく、きれいなもの、表面のひげ根やひげ根の跡が多いものは粘りが強く旨みが濃いとされます。小さくカットされた山芋は切り口に変色がなく、みずみずしいものを選ぶことが大切です。

 

女性に嬉しい美肌&アンチエイジング効果

 

「山芋」と言えば疲労回復・滋養強壮効果がよく知られているでしょう。

山芋に含まれる消化酵素「ジアスターゼ」「アミラーゼ」は胃腸薬や栄養ドリンクに必ず配合されている成分で消化吸収を助け、老廃物の排出を促します。ビタミンB1,ビタミンC、カルシウム、カリウムなどとともに疲労を回復し体を元気にするため、飲み過ぎ、食べ過ぎた翌朝は、胃腸薬の代わりに「長芋のサラダ」「とろろご飯」などが効果的とされます。他にも女性に嬉しい美容的な効果としては、

 

◎美肌をつくる「ムチン」

 

長芋のねばねば成分「ムチン」には細胞を活性化させる働きがあるため新陳代謝を促し、肌や粘膜を健康な状態に保ちます。また、たんぱく質や様々な栄養素の吸収を助けるため美肌作りに最適な成分の1つです。

 

◎保湿作用の「アルギニン」

 

「アルギニン」は成長ホルモンの生成を促してお肌のコラーゲンを増加させる効果が期待できます。血行が改善されることでクスミが解消され「アルギニン」の保湿作用との相乗効果で乾燥の季節もお肌の潤いをキープできます。

 

◎アンチエイジングの味方「サポニン」

 

長芋にはアンチエイジングを促進する抗酸化作用を持つビタミンEC、「サポニン」が含まれています。強力な抗酸化作用によって毛細血管が広がり、体の末端まで十分な血液を送り届けられることから全身の細胞が活性化され、高いアンチエイジング効果が期待できます。またサポニンには脂肪吸収を抑制する働きがあり、ダイエットにも効果的です。

 

「山芋」のおすすめレシピ

 

山芋に含まれる消化酵素「ジアスターゼ」「アミラーゼ」は熱に弱く、加熱すると効果が弱くなってしまいます。食べ過ぎてしまった後に消化促進、胃腸を助ける効果を得たいときにはサラダやすりおろしなど、火を通さずに食べることをおすすめします。

そこでここでは手軽に食べられるサラダのレシピを紹介します。

 

長芋とアボカドの和風サラダ(2人分)

 

①皮をむいた長芋(100g)をビニール袋に入れ、めん棒で軽く叩き一口大にする
②アボカド(1/2個)は皮と種をとって一口大に切り、レモン汁少々を振る 

③しょう油、酢、サラダ油各大さじ1にチュウブのわさびをお好みで合わせてドレッシングを作り長芋、アボカドと和えて、刻みのりを散らす

 

食べる美容液ともいわれるアボカドを入れることで、さらなる美肌効果を得ることが可能です。

 

長芋とみず菜のサラダ(2人分)

 

①水菜(1/2把)は長さ5cmに、長芋(100g)は細切りにする

②しょう油(大さじ1.5)ごま油(小さじ1.5)酢(小さじ1.5)を合わせてドレッシングを作り、水菜、長芋、しらす干し(30g)とあえる

 

水菜にはビタミンCが豊富に含まれており、他にもカルシウムや鉄分も豊富なので長芋と一緒に摂取することで体に良い栄養をバランス良く摂取できます。

 

長芋はサラダにすれば手軽に食べられるので、今が旬の食材を取り入れてみませんか?

 

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