インフルエンザ予防に舞茸がおすすめ

年が明け半月が経ちましたが、強烈な寒波が押し寄せ、さらにインフルエンザの流行が去年よりも増しているなど、体調を崩しやすい日々が続いています。

そんな今の時期を七十二候では「雉始雊」(きじはじめてなく)と言い、雄の雉が雌の雉に求愛するために「ケッケーン」と鳴き始めるころと言われています。

雉は日本の国鳥に指定され、桃太郎で登場するなど、昔から日本人に親しまれてきた鳥ですが実は「雉が大声で鳴いている時は地震が近づいている」など、予知能力があるとも言われています。

雉は足の裏が敏感なのでわずかな振動を人間よりも察知しやすく、地震が近づくと人間より早く分かるとされています。

雉は警戒心が強いのでなかなか人前には出てきませんが、もし「ケーン」という声が聞こえたら鳴き方に注目してみるのも面白いですよね。

雉はこれから求愛の季節ではありますが、人間にとってこれからの季節は「インフルエンザ」に注意しなければいけない季節になりました。

1月～2月はインフルエンザが最も流行する時期になるため、今の時期はマスク・手洗い以外にも食生活で予防していくことが大切ですが、実は舞茸(まいたけ)にインフルエンザ予防効果があるのをご存知でしょうか？ 

 

舞茸の基礎知識

舞茸は漢字で書く通り、見つけた時に嬉しさのあまり踊ってしまう事から名付けられています。

その起源は江戸時代で、食べると元気になることから「幻のきのこ」とされ貴重な食べものとして江戸幕府に献上もされていました。当時は舞茸を献上すると銀と交換できたほど、価値があったそうです。

現在では舞茸は1年を通して栽培のものが気軽に購入できるようになりましたが、天然の舞茸は滅多に市場に出回ることがなく、現在でも貴重で高値で取引されることもあります。

 

舞茸の栄養素と効果

 

◎マイタケα－グルカン

舞茸にしか含まれないマイタケα－グルカンは、現在インフルエンザ予防に効果がると期待を集めている成分です。

マウス実験ではA型インフルエンザ感染しているマウスに舞茸を与えたところ、ウイルスが最大で半分まで減少しました。また、免疫が落ちていてもウイルスが減少することなどが日本食品免疫学会で発表されてから、医療業界でも強い期待を寄せられています。

 

◎MD-フラクション

MD-フラクションも舞茸にしかない特別な栄養素です。

強い抗酸化作用に加えて免疫力を活性化する効果があるので、インフルエンザなどの風邪予防だけでなく、がん予防にも注目を集めています。

◎ナイアシン

きのこ類でもトップクラスの保有量を誇るナイアシンは、タンパク質、脂質、炭水化物の代謝を促し、エネルギーを作り出します。

皮膚や粘膜を作り出すのに欠かせない栄養素で、粘膜が強くなることでウイルスの侵入を防ぎます。

 

◎エルゴステロール

舞茸はエルゴステロールも豊富に含んでいて、日光を浴びることによって骨を強くして骨粗しょう症などを予防するビタミンDに変わります。他にも免疫力のアップやガン予、糖尿病の予防にも効果を発揮してくれます。

 

舞茸の効果的な食べ方

舞茸の効果的な食べ方

舞茸は、なるべく栄養素を逃がさないように食べるのがおすすめなので、焼くか鍋やスープに入れるのがベストです。

また、舞茸には肉を柔らかくする酵素もあるので、お肉の炒め物をする際には舞茸をちぎり、炒める用のタレと混ぜて肉にまぶし、ラップで包み冷蔵庫で2時間おいておきます。

すると固いお肉でも柔らかくジューシーになるので、より美味しく味わっていただけますし、一緒に食べれば栄養素も失いません。

また、栽培された舞茸は基本的に栄養素が流れ落ちてしまうので、水洗い不要です。

 

舞茸のおすすめレシピ

 

◎舞茸のホイル焼き

 

①舞茸の石づきを切り落とす

 

②アルミホイルの内側にバターを塗る

 

③アルミホイルに舞茸を入れて、ワイン・塩コショウを少々してバターを上に乗せる

 

④オーブントースターで7～8分蒸し焼きにする

 

⑤お好みでポン酢やドレッシングをかけて完成

 

マイタケの他にきのこがあれば一緒に入れても美味しいですし、簡単にできるので毎日の食卓にも出しやすいですよね。おつまみやパスタの具材としてもおすすめです。

 

◎ゴマ油香る舞茸納豆

 

①舞茸を食べやすい大きさにカットする

 

②フライパンにごま油を引き、舞茸を炒める

 

③加熱したマイタケとよく混ぜた納豆をさらに混ぜ合わせる

 

④お好みでネギや卵を加えて完成

 

納豆は腸内環境を整えてくれるので、体の調子を整えてくれる上に豊富なタンパク質を摂取できます。

ごま油のアクセントがごはんとの相性ピッタリです。

 

舞茸はスーパーで手軽に手に入る上に、値段も手ごろなので何にでも合うので、毎日取り入れやすいと言えます。

ぜひ、インフルエンザに負けない体作りにお役立ててください。

 

当サロンでは疲れや気候によって起きる体調の変化などのご相談にも対応しております。

気になる症状がある方はぜひご利用ください。