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セルフケア

アンチエイジングにも!新生活のストレスを解消するムードフード

春の柔らかな日差しが心地いい時期ですね。
明日4/10~4/14を七十二候は渡り鳥の雁が北の国へ帰っていく頃を表す鴻雁北(こうがんかえる)に入ります。
雁(がん、かり)は晩秋にシベリアなどから宮城県伊豆沼や北海道宮島沼などに飛来し、春になると再び北方に向けて飛び立っていきます。
『ニルスのふしぎな旅』というスウェーデンの児童文学をご存知でしょうか?
子どもの頃に読んだ、お子様に読んであげたという方もいらっしゃるかもしれません。
このお話の中で、妖精にいたずらをした罰として体を小さくされたニルスと共に、冒険の旅をするのが雁の群れです。
旅を通して精神的にも成長したニルスは元の体に戻り、再び北方へ帰っていく雁たちを見送るところで話は終わります。
子どもの頃に読んだ感動的なラストシーンの季節は今頃ということを、七十二候の「鴻雁北」から気づくことも感動的ではありませんか?
さて雁は北方へ帰る4月ですが、日本政府観光局(JNTO)の昨年2018年の統計を見てみると、日本を訪れる外国人の数が最も多かったのが4月で、290万人を超える外国人が観光に訪れています。
その目的は何と言っても「桜・お花見」。韓国、中国、台湾からの訪日が多いため、各国の学校が夏休みに入る7月、紅葉の季節の10月も訪日外国人が多くなります。
日本の四季の移ろいは、私たちだけではなく世界中の人を魅了しているようです。
気分も浮き立つ春ですが、その一方で新しい環境や人間関係に緊張したり、ストレスを感じたりすることが多くなる季節でもあります。食べることで不安や緊張をほぐすという話題のムードフードをご紹介しましょう。

ストレスを感じやすいタイプ

環境や人間関係に変化が起こりやすい春は、慣れない環境に対する緊張感がストレスとなります。こうした精神的な要因に加えて

・気候(天候、気温、湿度)、花粉、大気汚染、騒音、異臭などの環境的な要因
・薬品、化粧品、添加物など科学的な要因
・偏食、過労、睡眠不足、運動不足など体調的な要因

など、周りの環境や何気なく過ごしている普段の生活にもストレスの要因があり、それらが複雑に絡み合って気づかないうちに大きなストレスとなっていることがあります。
ストレスを抱えやすいタイプとして挙げられるのは

・何事にも真面目に取り組み、頑張りすぎる人
・何でも完璧にこなす優秀な人
・周りに気配りができる、常に相手のことを考えている人
・我慢強く、泣き言を言わない人
・細かいことにもこだわりが強い人
・自分に自信がなく、自己主張ができない人
・人の意見や周りの目を気にしすぎる人

など、職場や学校で多くの人に好かれる「いい人」こそ、ストレスに注意が必要なのです。

緊張やストレスを和らげるムードフードとは

「Mood Food (ムードフード) 」とは、不安や緊張感をやわらげる、リラックス効果から質のいい睡眠をもたらすなどの効果が期待できる栄養素を含んだ食品のことです。

ムードフードは緊張感やストレスが高まる今の時季にぴったりの食品と言えます。ムードフードには多くの種類がありますが代表的なものをご紹介します。

〇「テアニン」が含まれる食品- 緑茶など


アミノ酸の一種「テアニン」に脳の神経細胞を保護する働きがあることが研究の結果明らかになりました。テアニンを摂った人の脳には、リラックス状態の時に現われるα波が多く見られるようになります。

ストレスを軽くし、交感神経の興奮が鎮まることから、安眠効果も期待できます。湯呑1杯(約80ml)に含まれるテアニンの量を見てみると、番茶3㎎、煎茶10㎎、玉露34㎎、抹茶36㎎と緑茶のうま味成分であるテアニンは、高級なお茶になる程多く含まれています。

〇「グリシン」が含まれる食品- 豚肉、鶏肉、ホタテ貝柱、タラ、イカ、大豆など


タンパク質を作るアミノ酸の一種「グリシン」には脳の神経や、血液の働きを助ける働きがあり、グリシンには安眠効果の他、老化を防いて美肌を保つ、シミシワを改善して若々しい体を保つといった嬉しい効果もあります。

肉類では骨の周りや皮のすぐ下にグリシンが多いので、豚骨や手羽先など骨付き肉を長時間煮込んだスープがおすすめです。

〇「ギャバ」が含まれる食品-発芽玄米、トマト、アーモンド、キムチなどの発酵食品


GABA(Gamma Amino Butyric Acid)は、脳内の興奮を鎮めてストレスを緩和させる働きのあるアミノ酸の一種です。同時に中性脂肪やコレステロールを抑える効果が認められ、ギャバは今話題の栄養素です。

体内で十分な量が作られていますが、強いストレスを受け続けるとそのストレスの緩和に大量に消費されるために不足してしまいます。

ストレスの多い季節には不足しがちなギャバを意識的に補うことが必要です。ギャバはグルタミン酸から作られるので、魚や肉、卵などバランスのよい食事が必要です。

〇「オメガ3系脂肪酸」が含まれる食品-えごま油、アマニ油、サバ、イワシなど


不安症状を軽くしてくれる効果が期待できるオメガ3系脂肪酸は、人が体の中で作ることのできない「必須脂肪酸」なので、食品から摂取する必要があります。

オメガ3系脂肪酸はαリノレン酸、EPA、DHAがありますが、αリノレン酸はえごま油などからEPA・DHAは青魚に多く含まれています。

加えてEPAにはヒトの中性脂肪低下作用が報告されているため医薬品としても利用され、DHAには脳を活性化する認知機能改善効果があるとされています。

ムードフードの効果的に利用するために

ストレスがたまってくるとイライラしたり、落ち込んだりという心理的な症状以外にも、頭痛や肩こり、生理不順、胃腸不調など全身に悪影響が現われます。また仕事でミスが続く、すぐにボーっとしてしまう、長時間ダラダラとスマホを見続けるなどいつもとは違う行動もストレスの影響と言えます。アメリカ、イリノイ大学の報告ではムードフードの効果を活かすためには

◎健康的な生活習慣
◎バランスの良い食事
◎毎日同じ時間に食べる定期的な食事と軽食


が何よりも必要とされています。ストレス社会に生きる現代人を助けるムードフードは、お菓子や飲料水など機能性食品などからも手軽に摂りいれることができます。ストレスで体調を崩すことのないよう、規則正しい生活を心がけながら上手に利用することが大切です。

 

わずか30秒ハグをするだけで幸せホルモンと呼ばれる脳内物質オキシトシンが分泌され、1日のストレスの3分の1が解消するという研究があります。30秒のハグやキスがでなくても、日常生活のちょっとした触れ合いでもオキシトシンは分泌されます。

そこで是非お試しいただきたいのが、ハンドマッサージによる「アンチストレス」。乱れがちなターンオーバーを整えて、気になる肌のくすみを除去。心地いいハンドテクニックが血行を促進して乾燥肌、肩こりの解消に効果があります。プロのハンドマッサージは肌をリラックスさせ、全身の緊張やストレスが軽くなっていくことをご実感頂けます。気になる症状がある方はぜひご利用ください。

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